2014.07.10 *Thu*

「蜘蛛の巣」(修道女フィデルマ)

修道女フィデルマ・シリーズの第5作です。

◇「修道女フィデルマ」とは…
 7世紀のアイルランドを舞台に、
 王の妹であり高位の弁護士資格を持つ美貌の修道女フィデルマが
 数々の難事件に挑む歴史ミステリー。

蜘蛛の巣」ピーター・トレメイン著 甲斐萬里江・訳(創元推理文庫)

蜘蛛の巣 上 (創元推理文庫)蜘蛛の巣 上 (創元推理文庫)
(2006/10/24)
ピーター・トレメイン

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 美しい緑の風景が広がるアラグリン。
 その族長が就寝中に殺害された。
 容疑者は、目が見えず耳が聞こえず言葉も話せない青年・モーエン。
 モーエンは遺体の傍らで、血染めのナイフを握っていたのだ。

 事件の調査を依頼され、
 盟友エイダルフ修道士と共にアラグリンに赴くフィデルマ。
 だが、次々と殺人事件が起こり…


「蜘蛛の巣」はシリーズの中では5番目に発表された作品ですが、
日本では一番初めに翻訳されました。
なぜ5番目の作品から出版されたのか興味があったのですが、
実際に読んで納得。

冒頭にミニ(?)法廷シーンがあり、フィデルマの人となりや
アイルランドの法を理解しやすいです。
また外国人(サクソン人)のエイダルフが、
アイルランドの慣習・法律についてフィデルマに尋ねる場面が度々あり、
さり気なく解説になっています。
事件自体も現代社会と同様の問題を含んでおり、
古代アイルランド事情に通じていないであろう日本人にも読みやすい、と感じました。
(今回も三日で読み終えてしまいました~)


それにしても、「蜘蛛の巣」発売当時にフィデルマ・ファンになられた方々は、
フィデルマとエイダルフの出会いが気になったことと思います。
「蜘蛛の巣」が日本で出版されたのは2006年6月、
二人の出会いを描いた第1作の「死をもちて赦されん」は2011年1月。
4年半待たされた訳ですね。

当時のファンの中には、待ちきれなくて原文で読み始めた方も。
日本語で読んでも難しいフィデルマを英語で読むなんて、私には絶対無理!
第1作から順番に読めた私はラッキーでした♪
でも、これからはほぼ一年に一冊の刊行ペース…?
次回作は今年の秋頃かしら?

でも、未翻訳の原作は既に15冊ほどあるので、
少なくともあと15年は楽しみが続くのだ、と前向きに考えることにします。
出版社様、翻訳者様、楽しみに待っております!!

次は…

翳深き谷」ピーター・トレメイン著 甲斐萬里江・訳(創元推理文庫)

翳深き谷 上 (創元推理文庫)翳深き谷 上 (創元推理文庫)
(2013/12/21)
ピーター・トレメイン

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容疑者はフィデルマ!?
エイダルフ君大活躍の巻かも、と期待大です☆

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