2011.10.05 *Wed*

「古書狩り」

最近読みふけっている、古書関連小説。
その名も「古書狩り」、大変格好良いタイトルです。

古書狩り」横田順彌(ジャストシステム)
古書狩り古書狩り
(1997/03)
横田 順弥

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古書マニアの生態(?)や執念・奇行、
そして、その末路がSFテイストで描かれています。
短編が九つ収録されています。

  『古書奇譚』
  『古書狩り』
  『時のメモリアル』
  『姿なき怪盗』
  『本の虫』
  『小沢さんの話』
  『思い出コレクション』
  『書棚の奥』
  『奇蹟の夜』

『古書奇譚』
初めSFだと思って読んでいなかったので、
結末でびっくり…
熱意が高じて禁断の世界に足を踏み入れてしまうコレクターの話です。

背筋がぞ~っとしたのは、『本の虫』
書物の研究に没頭する本の虫の青年が、文字通り……
(その先はおぞましくてここでは書けません~)

『思い出コレクション』
 貴重な古書を所有する、若く美しい未亡人の屋敷に招かれた青年。
 そこには、亡き夫が残した二万冊の蔵書があった。
 未亡人の目的とは…?


話は少し横にそれますが、有名(?)な命題で、
「仕事と私、どっちが大切なの?」という問いがありますよね。
答えによっては修羅場が待っているという…

コレクターにとって、愛するコレクションと愛する家族、
本当に大切なのはどちらでしょう?
未亡人の問いに、青年は正解を出す事ができるでしょうか?
何はともあれ、口は災いの元。一寸先は闇…というお話です。

ちなみに、「仕事と私」の問いには、
「寂しい思いをさせてごめんね」と答えるのが正解、
とどこかで読んだような気がするのですが、
本当なのでしょうか…?

『書棚の奥』
 ある有名な小説の熱狂的なマニア達のお話。
 その小説の版違いや、帯違い、印刷所違い等々、
 何百通りもあるパターンをすべて集めようと奔走します。
 (もちろん、中身は全て同じ小説です)


「実際にはこんなコレクターはいないでしょ~」とは思うのですが、
ふと我が身を振り返ると、
同じリカちゃんでも髪型や髪の色、
目の色が違うという理由で何体も所有していますからね…
人の事は言えないと申しますか、
身につまされるお話でした。

リカちゃん モテかわカール リカちゃんリカちゃん モテかわカール リカちゃん
(2011/06/30)
タカラトミー

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