2010.02.06 *Sat*

「パパのカノジョは」

市立図書館でこの絵本のタイトルを見た時には、正直、「ポカーン」というか、目を疑いました。

パパのカノジョは」ジャニス・レヴィ作 クリス・モンロー絵 もん・訳(岩崎書店)


パパのカノジョは

ケータイ小説ではありません。絵本です。
私の最初の感想は、「日本もここまで来たか―!」でした。

まずは表紙の絵。
紫のシャツに赤いスカートをはいたサングラス姿の女性と、横目で女性をにらむ少女の姿。
パンチがあります。
ちょっと控えめに描かれた男性がお気楽そう。

さて、絵本の見返しに書かれた言葉。


「カッコいい」「カッコわるい」ってどんなこと?
すっごくカッコわるいパパの新しいカノジョと、
あたしの微妙な関係…。



この「新しいカノジョ」という言葉に二度びっくりでした。
色々すごい設定です。

ページをめくると、
一つのグラスに二本のストローをさしてジュースを飲むラブラブ・カップル(もちろんパパとカノジョ)とやはり横目の少女(あたし)がいます。

冒頭の文章です。


パパのあたらしいカノジョはかわってる。
すっごくカッコわるいんだ。



ちょっと変わった性格のカノジョ。
髪はヤマアラシみたいで、野菜ばかり食べていて、バスケには興味なし。

パパはカノジョの事を「スィートポテトちゃん」と呼んでいます。
そんなカノジョを少女はカッコ悪い、とシニカルに見ています。

が、そんなカノジョは…


あたしのはなしをテレビをけしてきいてくれる。

あたしのものを
ガラクタっていわないし、かってにさわらない。

あたしがきげんがわるいとき(中略)
質問ぜめにしたりしない。



大人と子供の関係ではなく、人と人との対等な関係とは何か、どうあるべきかを考えさせられる絵本です。

こちらの絵本は2002年に出版されていました。
しかも「日本絵本賞翻訳絵本賞」を受賞していました。
今までこんなすてきな絵本を知らなかったなんて…

おはなし会で読みたいです!

はっきりした絵で文章もとても読みやすいので読み語り向きです。
でも「パパの新しいカノジョ」という設定の絵本を子供に読んでもいいものかどうか…ものすごく悩んでいます。

6年生でもちょっと…でしょうか。高校生以上ならOK??
いや、大人が読んで感動する絵本です。

ど、どこかで読みたい…(禁断症状)


あ、それから!


いままでのカノジョたちより
いちばん長続きしてる……。


ということは、実はこのパパがすごくすてきな男性なのではないかと思えてきました。
パパはほとんど描かれていないのですけど。
気になります。





☆カテゴリー変更:「図書館で借りた絵本」→「わが家の本棚から」


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