『
されどオオカミ』きむらゆういち・作/絵(あるまじろ書房株式会社)


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ここはモンゴルの大草原。
羊やニワトリなどの家畜がオオカミの群れに襲われ、村人たちは困っていた。
バートルは、オオカミを憎んで育ったたくましい若者だ。
バートルはオオカミの群れを追い掛けて観察する内に、
オオカミがただ家畜を殺すだけの存在ではないと気が付き始める。
オオカミの群れのリーダーのタオは、強く賢く、仲間を大切にしている。
バートルは、タオに対して、心の友のような気持ちを抱くようになった。
だが、ある日、村人たちがバートルにオオカミを退治するリーダーとなってくれ
と頼みに来た。
バートルは引き受けるしかなかった。
バートルとタオ、正々堂々一対一の戦いが始まった…
やがて、オオカミが去った草原に残されたのは、増えすぎた羊。
羊は草を食べ尽くし、食べる物を失って数を減らす。
荒れ果てた草原を見渡して、人間はやっと自分たちの愚かしさを知ったのだった。「モンゴル絵本プロジェクト」の一冊です。
モンゴル絵本プロジェクトとは…
『モンゴルの素晴らしさを日本の子どもたちに伝えたい。
モンゴルの子どもたちには、日本の絵本のすばらしさを伝えたい。』
そんな思いで2012年に始まった企画です。
詳しくは検索して公式ホームページで。
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