2015.11.12 *Thu*

「白猫」

白猫」エロール・ル・カイン再話/絵 中川千尋・訳(ほるぷ出版)

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 昔、ある国の王に三人の息子がいた。
 ある時、王は三人の息子を呼び、
 「一年後に、この世で一番賢い犬を連れて来た者に王位を譲る」と告げた。

 一番上の王子は、町へ行き、たくさんの犬を買い求めた。
 二番目の王子は、船で遠い国へ行き、たくさんの犬を買った。

 三番目の王子は、魔法の森へ行き、猫の形をした城に辿り着いた。
 王子は、その城の主である白い美しい猫と幸せに暮らした。

 一年後、王の命令を思い出した王子に、白猫は金の卵を渡した。
 「犬はどこかと聞かれたら、卵を割りなさい」と白猫は言った…


この後の展開ですが、もちろん王様は約束を守りません。
「王には妃が必要だから、この世で一番美しい花嫁を連れて、
一年後に戻って参れ」と要求するのです。
ラストは、おとぎ話らしいハッピーエンドとなります。


偕成社の「白いねこ」(オーノワ夫人・原作 こみねゆら・文/絵)とほぼ同じお話ですが、
微妙に異なります。



一番の違いは、「お姫様がなぜ白猫にされたか」の理由部分の物語が、
こちらの「白猫」では描かれていないことです。
「白いねこ」(こみねゆら版)では、物語の後半で白猫の半生が語られています。

逆に、一番目と二番目の王子の動向が「白いねこ」(こみねゆら版)では省かれていたので、
『なるほど、そうだったのか~』と面白く感じました。

子どもが読む絵本としては、
「白猫」の方がコンパクトで読みやすいかもしれません。
でも、波乱万丈の白猫の半生も面白いので、
大きくなったら、「白いねこ」(こみねゆら版)も読んで欲しいな~と思います。

17世紀フランスのお話です。「白いねこ」オーノワ夫人・原作 こみねゆら・文/絵(偕成社)←Amazonへ 昔、一人の王がいた。 王には、三人の凛々しく勇敢な王子がいた。 年老いた王は、王子たちが国を奪うのではないかと恐れていた。 ある日、王様は三人の王子を呼び、 「一年間旅に出て、一年後にこの世で一番可愛い犬を探して来た者に、 この国を授けよう」と言った。 三番目の王子は、森の中で迷い、不思議な城に辿り着い...
「白いねこ」

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2015/11/12(木) 15:32:33 | 月夜の青猫絵本箱 [Del


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