中国の民話の紙芝居です。
「
まほうのふで」川崎大治・脚本 二俣英五郎・絵(童心社) 16場面


←Amazonへ
昔、マーリャンという男の子がいた。
絵を描くことが大好きだが、
貧乏で絵筆を買うことができなかった。
ある時、白いひげの仙人が現れ、マーリャンに筆をくれた。
その筆でマーリャンが絵を描くと、何でも本物になる魔法の筆だった。
マーリャンは魔法の筆を使って貧しい村の人々を助けた。
やがて魔法の筆の噂は、王様の耳にも入った。
マーリャンは王様の為に金の御殿を描くよう命じられるが…私の好きな二俣英五郎さんのイラストです♪
マーリャンはきりっとした表情の少年です。
魔法の筆を奪った王様が金の山を描くと、
大蛇になってしまう場面が面白いです。
マーリャンが馬に乗って逃走する場面の、蹄(ひづめ)の音が難しい~!
恐らく蹄鉄を付けていない馬(モンゴル馬のような小型の馬?)が、
舗装されていない地面を駆ける音がイメージできません…
私が本文の通りに読んでも、馬の蹄の音に聞こえないでしょう。
もし私が読むとしたら、このページは無言で絵を見せるだけにしようかな、と考えています。
(イラストだけでも、疾走感は十分伝わりますし!)
上手な方の演出で、「まほうふで」を見てみたいです。
◇読んだ本
「
猫鳴小路のおそろし屋」風野真知雄(角川文庫)


江戸時代の骨董屋さんを描いたホラーテイストな小説です。
歴史上の人物に関わるいわく品と共に、裏歴史(?)が語られます。
短編が四つが収録されていますが、
最後の「二百三高地の刃」はおそろし屋の四代目が主人公。
現代が舞台になっていて、面白かったです。
拍手ありがとうございます! 励みになります♪
- 関連記事
-