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月夜の青猫絵本箱

おはなし会(読み聞かせ)の記録と、絵本と本の感想。時々お人形。

「迎え猫」「祟り婿」

「古道具屋 皆塵堂」シリーズの第4巻と5巻です。

ネタバレNGの方はご注意下さい。





迎え猫」「祟り婿(たたりむこ)」輪渡颯介(講談社)

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 いわくつきの古道具が集まる「皆塵堂」。
 いわくつきとは…幽霊が憑いていたり、祟られている品々である。

 店主の伊平次は店を小僧に任せ、一日中釣りばかりしている。
 飄々とした不思議な男だが、鋭い推理力の持ち主である。
 
 その皆塵堂に関わるのは、やはり一癖ある人物ばかり。
 その筆頭は、骨董屋・銀杏屋の若旦那で猫嫌いの太一郎。
 (だが、なぜか猫たちからは激しく愛されている)
 太一郎は幽霊が見える体質で、
 何かと伊平次に呼び出され、事件に巻き込まれる。

 それから、大の猫好きで、威勢のいい棒手振りの魚屋の巳之助。
 男気があり、断れない性格なので、度々伊平次に協力をしてしまう。

 更に重要な登場人物(?)と言えるのが、
 皆塵堂に住みつく猫の鮪助(しびすけ)。
 鮪介も霊が見えるらしい。


 第4巻は、子猫が皆塵堂にどんどん集まってくるという、
 にゃんこパラダイスな一冊。
 猫を苦手とする太一郎にとっては、
 苦労の連続となるが…?

 第5巻では、幽霊や祟りといった怪異を全否定する男・連助が
 皆塵堂で働き始める。
 連助と太一郎とはまさに天敵同士。
 二人の間に、火花が飛び散る。
 だが、連助があくまでも怪異を否定する理由とは…?



二冊とも、あっという間に読み終えてしまいました~

第6巻の「影憑き」は11月に発行予定とのこと。
今から待ち遠しいです!




少々ネタバレ有りの感想は、「READ MORE」から。

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古道具屋さんが舞台の小説です。公式HPには「人情怪談騒動記」とあります。舞台は江戸時代で、幽霊が出てきたり、謎解きをしたり…格好良い猫さんも登場します!(←重要ポイント)ネタバレNGの方はご注意下さい。「古道具屋 皆塵堂」輪渡颯介(講談社)←Amazonへ 道具屋・銀杏屋の跡取りの太一郎は、 修行のため古道具屋の皆塵堂(かいじんどう)で働くことになった。 実は、太一郎は幽霊が見える体質で、周囲にはそのことを隠...
「古道具屋 皆塵堂」

以下、ネタバレ有りの感想です。


ネタバレNGの方はご注意下さい。




今回一番笑ったのは、
皆塵堂の偽物が現れる場面でした♪
そして、太一郎はどんどん格好良くなりますね。

普段は手習いのお師匠さん。
でも実は凄腕の剣客の宮越様もステキでした。
もっと登場して欲しいけど、「ここぞ」というところで活躍するからこそ、
格好良いのでしょう。

皆に守られていたことを、最後まで知らず仕舞いだった連助。
いつか、真実を知って欲しいなあ~、と思いました。
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miyazyy様へ
こんにちは♪

皆塵堂シリーズ、ちょっぴりホラーテイストで、
ミステリの要素もありますから、
秋の夜長にはぴったりだと思います(o^-')b

>おもしろそうな本が次から次へと出てくるものですね。
面白い本は、あっという間に読み終わってしまうのが悩みです。
皆塵堂シリーズも、11月の新刊が待ち遠しいです。
それでは、コメントありがとうございました。
2015-10-06-18:55 真雪
[ 返信 * 編集 ]
こんにちは。

真雪さんのブログにお邪魔すると、無性に本が読みたくなる今日この頃です。(^_^;)
読書の秋だからかしら。

おもしろそうな本が次から次へと出てくるものですね。(*^_^*)
こういうシリーズもの、私も大好きなんです。
2015-10-06-11:23 miyazyy
[ 返信 * 編集 ]