2015.04.29 *Wed*

「医学のたまご」

ネタバレを含む感想です。ネタバレNGの方はご注意下さい。

ティーンズ向け小説です。

医学のたまご」海堂尊(理論社)



 14歳の曾根崎薫は、歴史好きで英語が苦手な、ごく普通の中学生。
 だが、ひょんなことから「日本一の天才少年」となり、
 東城大学医学部で研究をすることになる。

 鳴り物入りで登場した天才少年に、マスコミも含めて周囲は大騒ぎ。
 更に、薫がわずか半年で英語の医学論文を発表したことから、
 薫は一躍「時の人」となる。

 だが、論文の実験データに致命的なミスが見つかり、
 不正を疑われた薫は非難の矢面に立たされる。
 謝罪記者会見の場で、絶体絶命のピンチに立たされる薫だが…



以下、ネタバレを含む感想です。

ネタバレNGの方はご注意下さい。





「横書きは読みにく~い!」と思いながら読み始めましたが、
物語にぐいぐい引き込まれて、一気に読み終えてしまいました(^-^)

薫が「日本一の天才少年」となった経緯には、ちょっとしたからくりがありました。
また、薫が執筆したとされる論文には、黒幕がいました。
小説ですので、ラストは本物の悪が暴かれることになります。

しかし、「悪」にはそれなりの言い分があり、
基礎研究に予算が付かない現状などは考えさせられました。
まあ、本人とのマッチングなしで医学部はないでしょ、と思いますし、
ジョーカーは最強過ぎですけど…


「医学のたまご」が発行されたのは2008年。
昨年(2014年)のO氏による不正研究疑惑事件で起きた現象にとても似ています。
(O氏の事件の真相は分かりませんが)鳴り物入りでマスコミに登場し、もてはやされ、
不正疑惑が起きて非難の嵐が巻き起こる…


さて、私が登場人物の中で一番魅力を感じたのは、
薫の同級生で医師を志す三田村優一君と、
薫の幼馴染でやはり同級生の少女・進藤美智子さん。
この二人の物語も読みたいな~と思いました。
それから、飛び級で医学部に通う高校生、
佐々木アツシ君がお医者さんになってからのお話も読みたい!


更にですが、私は後書きを読んで初めて気が付いたのですが、
「医学のたまご」はバチスタ・シリーズの関連小説だったのですね。
田口先生の格好いいシーンがあります。
(読んでいる時には、あの田口先生だとは気が付きませんでした…) 

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