実話です。
『
ねこの看護師ラディ』渕上サトリーノ・文 上杉忠弘・絵(講談社)


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雪の日に捨てられていた黒いオスの子猫。
アニマルシェルター(動物保護施設)に連れて来られた時には、
ほとんど死にかけていた。
「少しでも楽に死なせてあげよう」と獣医さんが言った時、
奇跡が起きた。
その日から子猫は必死に立ち上がり、
エサを食べるようになったのだ。
子猫は、ラディ(ラデネメス)と名付けられ、
三か月後にはすっかり元気になった。
ある日、車にはねられた大きな犬が施設に運び込まれてきた。
ラディは犬にそっと寄り添い、犬を抱きしめた。
ある時は、ひどいやけどを負った大きなヘラジカが運び込まれた。
ラディは、朝までヘラジカに体を摺り寄せて過ごした。
ヘラジカはもう助からない運命だったが…
施設には様々な動物がやってくる。
何日も食べられなかった子猫。
飛べなくなったフクロウ。
車にはねられたリス。
人間に傷つけられたジャーマン・シェパード。
ラディがそこにいるだけで、傷ついた動物たちを穏やかな空気が包み、
いやすのだった。
ラディは猫の看護師として今日も働いている。ラディは、2014年11月、ポーランド北部の町で保護された、
実在する黒猫です。
ラディの話題はインターネットで広がり、海外からの取材も来るようになりました。
心温まるお話です。
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◇読んだ児童書(図書館利用)
『
絵本 旅猫リポート』有川浩・文 村上勉・絵(文藝春秋)

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