This Archive : 2015年10月

2015.10.31 *Sat*

「まほうのふで」(紙芝居)

中国の民話の紙芝居です。

まほうのふで」川崎大治・脚本 二俣英五郎・絵(童心社) 16場面

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 昔、マーリャンという男の子がいた。
 絵を描くことが大好きだが、
 貧乏で絵筆を買うことができなかった。

 ある時、白いひげの仙人が現れ、マーリャンに筆をくれた。
 その筆でマーリャンが絵を描くと、何でも本物になる魔法の筆だった。
 マーリャンは魔法の筆を使って貧しい村の人々を助けた。

 やがて魔法の筆の噂は、王様の耳にも入った。
 マーリャンは王様の為に金の御殿を描くよう命じられるが…


私の好きな二俣英五郎さんのイラストです♪
マーリャンはきりっとした表情の少年です。
魔法の筆を奪った王様が金の山を描くと、
大蛇になってしまう場面が面白いです。

マーリャンが馬に乗って逃走する場面の、蹄(ひづめ)の音が難しい~!
恐らく蹄鉄を付けていない馬(モンゴル馬のような小型の馬?)が、
舗装されていない地面を駆ける音がイメージできません…
私が本文の通りに読んでも、馬の蹄の音に聞こえないでしょう。
もし私が読むとしたら、このページは無言で絵を見せるだけにしようかな、と考えています。
(イラストだけでも、疾走感は十分伝わりますし!)
上手な方の演出で、「まほうふで」を見てみたいです。


◇読んだ本

猫鳴小路のおそろし屋」風野真知雄(角川文庫)



江戸時代の骨董屋さんを描いたホラーテイストな小説です。
歴史上の人物に関わるいわく品と共に、裏歴史(?)が語られます。

短編が四つが収録されていますが、
最後の「二百三高地の刃」はおそろし屋の四代目が主人公。
現代が舞台になっていて、面白かったです。

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2015.10.29 *Thu*

「さみしかった本」

さみしかった本」ケイト・バーンハイマー文 クリス・シーバン絵
 福本友美子・訳(岩崎書店)

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 ある日、図書館に一冊の本が入った。
 うぐいす色の表紙には、大きなキノコ。
 キノコの下に女の子が一人立っている。しおりひもは黄色だ。

 大勢の子どもたちがその本を借りて読むので、
 本はゆっくり眠る暇もない程だった。
 でも、本は幸せだった。

 何年も経ち、表紙は色褪せ、最後のページはなくなり、
 この本が借りられることは少なくなった。
 更に何年か経つと、この薄汚れた本を取り出す子どもは一人もいなくなった。
 本は寂しかった…


図書館の本の一生(?)を描いた物語です。
本自身が主役というところが、面白いです。

ところで、本にもし感情があったら…と考えると、う~ん。ちょっと怖いかも。
大切にしなければ…


◇読んだ本

豆本づくりののいろは」赤井郁(河出書房新社)



豆本制作の指南書です。
作るのは少々ハードルが高いですが、
眺めているだけでも楽しい本です。

私が持っている豆本作家さんの作品も掲載されていて、
嬉しかったです♪

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2015.10.27 *Tue*

「ネコリンピック」

ネコリンピック」ますだみり・作 ひらさわいっぺい・(ミシマ社)

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 猫の「ネコリンピック」が始まるよ!
 「よーいどん」で走らなくて良いし、
 何回休んでも良いし、
 「にゃーにゃー」鳴いても良い。
 でも、ひっかくのはダメ。
 
 みんなメダルがもらえるよ。
 良かったにゃ~!


ほのぼの癒される絵本です。


◇読んだ本

ふしぎ駄菓子屋 銭天堂5」廣嶋玲子・作 jyajya・絵(偕成社)



今年9月に発行された、「銭天堂」の第5巻です。

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2015.10.25 *Sun*

おはなし会@図書館

今日は図書館のおはなし会がありました。
時間は約30分間、担当者5名、私は三番目に読みました。


紙芝居 「ちんちろりんおばけ」新井悦子・文 モカ子・絵(教育画劇)




おばけだじょ」tupera tupera(学研教育出版)

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※最後に「おばけだじょ」のリクエストがあり、もう一度読みました。

わらべ歌 「さよならあんころもち♪」


*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


「ちんちろりんおばけ」は愉快な昔話で、子どもたちの反応がとても良かったです。

おはなし会の前の打ち合わせでみんなで絵本を広げていた時、
二歳位のお子さんが「おばけだじょ」を見つけて、「この絵本読んで~」とリクエストされました。
打ち合わせ中でしたが、「おばけだじょ」を読みました。
今日だけで三回「おばけだじょ」を読んだことになります。
「おばけだじょ」、大人気ですね!


*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


◇読んだ本

バチカン奇跡調査官」藤木稟(角川ホラー文庫)



発売日は昨日(10月24日)なのに、昨日中に読み終わってしまいました…
面白かったけど、ちょっと悲しい。

薔薇の輪」クリスチアナ・ブランド著 猪俣美江子・訳(創元推理文庫)



ブラザー・カドフェルの故郷・ウェールズを舞台にしたミステリ。

三月は深き虹の淵を」恩田陸(講談社文庫)



短編集。
失われた本を探すミステリ「待っている人々」が面白かったです。

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2015.10.22 *Thu*

「オルゴールのくるくるちゃん」

オルゴールのくるくるちゃん」こみねゆら(講談社)

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 お人形のくるくるちゃんは、
 昔、小さな女の子と暮らしていました。
 その頃、くるくるちゃんはミトちゃんと呼ばれていました。

 今、くるくるちゃんは博物館のオルゴール人形として踊っています。
 でも、くるくるちゃんはセルロイドで出来ていたので、
 他の陶器のお人形たちの踊りと合いません。
 くるくるちゃんは上手に踊れなかったけど、楽しく過ごしていました。

 ところがある日、新しい陶器のお人形がやってきて、
 くるくるちゃんは窓辺のかごに住むことになりました。

 ある風の強い日、くるくるちゃんは窓の外に落ちてしまいました。
 やがて、秋になり、冬になりました。

 ある時、くるくるちゃんは通りかかった犬のしっぽに、
 「えいっ」と手を伸ばしてしがみつきました…

 そして、くるくるちゃんは昔小さな女の子だった人に出会うことになるのです。


お人形さんの冒険物語です。
可愛いお人形たちが並んだ表紙を開くと、見返しはピンクのバラ模様。
林の小路の先に洋館があり、その建物がくるくるちゃんが住んでいる博物館です。
冒頭部分から、わくわくしますね。

くるくるちゃんは愛らしいですし、
陶器のオルゴール人形たちも可愛いです。
お人形たちのドレスもステキです。

くるくるちゃんが、窓辺のかごに移される時、
陶器の人形たちが別れを悲しんで泣いてくれるところが良いな~と思いました。
くるくるちゃんは踊りは上手ではなかったけど、
他のお人形たちと仲良しだったのですね。

クライマックス、くるくるちゃんが犬のしっぽにしがみつく場面はすごい!

おにんぎょうだって、ひっしのときには、
これくらいのことが、できるのです。(本文より)



くるくるちゃんが懐かしい人に出会うのは、クリスマスの季節です。
外は雪が降っていても、クリスマス・ツリーの置かれた部屋は暖かいですね。
可愛らしくて、ロマンティックで、少しドキドキする絵本です。

◇本館の人形サイト「銀うさぎの庭」では、「お人形の本棚」のページにて、
人形が出てくる絵本・小説・コミックスをご紹介しております。

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