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This Archive : 2015年03月16日

2015.03.16 *Mon*

「テンプル・グランディン 自閉症と生きる」

テンプル・グランディン 自閉症と生きる」サイ・モンゴメリー著 杉本詠美・訳(汐文社)



テンプル・グランディンさんは、1947年アメリカのボストン生まれ。
コロラド州立大学の准教授。
動物学者で、虐待をしない家畜施設の設計者として、
アメリカの食肉業界に革命を起こしました。

この頃、食肉用の動物は劣悪な環境で飼育され、
残酷な方法で殺されていました。
動物には感情がないと思われていたので、それは当たり前の行為でした。
それをやめさせたのがテンプルさんです。
(もちろん、その過程には様々な困難がありました)

素晴らしい業績を上げている女性ですが、
実は高機能自閉症と診断されています。

テンプルさんが生まれたのは
自閉症が社会的に認知されていない時代で、
自閉症は母親の愛情不足と考えられていました。

二歳の頃には父親に精神病院に入れられそうになりました。
しかし母親の尽力と良い指導者・友人に恵まれ、
自分の能力を伸ばすことが出来ました。
そして、社会と人々と動物たちに素晴らしい貢献をしたのです!

こちらの本では、テンプルさんの生い立ちから子供時代と学生時代、
そして、食肉産業と関わりつづけた半生が描かれています。

また、自分の思考方法を 私たち にも分かりやすい言葉で解説してくれます。
彼女自身が大人になってから、
他の人の思考が自分と異なることに気付き、非常に驚いたそうです。

例えば…「教会の尖塔」と聞いたら、
私を含めて多くの人は漠然と『こんな感じかな?』と
大体の姿を思い浮かべると思います。
近所の教会や旅先で訪れた印象的な教会を思い浮かべることもあるかもしれません。
でも、それほど具体的な形ではないですよね?
ところが、テンプルさんの場合は、
自分が見たことのある「教会の尖塔」の一つ一つが、
写真と同じように頭の中で細部まで正確に再現されるのです。

この「絵で考える」という能力と、人とは異なる自閉症の脳の働きで、
テンプルさんは人間と動物を救った世界的な英雄となったのです。
(タイム誌の「世界でもっとも影響力を持つ100人」にも選ばれました)

テンプルさん自身の半生以外にも、
「脳の”違い”をどうとらえるか」「天才は”ふつう”じゃない」
「テンプルから自閉症スペクトラム症の子どもたちへのアドバイス」
「自閉症って何?」等のコラムもあります。

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