This Category : 絵本の感想

2017.10.17 *Tue*

『わたしのそばできいていて』

以前「読書介助犬」について書かれた本を読みましたが、
こちらは読書介助犬が登場するお話です。



わたしのそばできいていて』リサ・パップ作 菊田まりこ・訳(WAVE出版)

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 マディは字を読むのが大嫌い。
 一番嫌いなのは、国語の時間。
 みんなの前で本を読むと、つっかえてしまって、みんながくすくす笑うから。

 土曜日、ママはマディを図書館に連れだした。
 奥の部屋へ行くと、犬がたくさんいた。

 図書館員のテンプルさんが大きな白い犬の前にマディを連れて行った。
 犬の名前はボニー。
 「ボニーに本を読んであげてほしい。
 ボニーはお話を聞くのが大好きなの」とテンプルさんに言われて、
 マディは思わず「うん」と答えていた。

 言葉が上手く出てこなくても、ボニーは笑ったりしない。
 マディの目を静かに見つめているだけだった。
 マディは気持ちが楽になった。

 それから、マディは図書館でボニーに本を読んであげるようになった。
 「ゆっくりでいい。まちがえてもいい」とボニーは言っているようだった。

 そして、ついにクラスで本を読む日がやってきた…



大きくて白い犬のボニーはふわふわ。
ボニーにもたれて本を読んだら楽しそうですね!


「読書介助犬」については、講談社の青い鳥文庫の『読書介助犬オリビア』が詳しいです。



 特別に訓練された読書介助犬は、
 何らかの理由で読書が困難な子どもたちの為に始まりました。

 犬は子どもが上手に朗読できなくても、決して笑いません。
 批判もしません。
 子どもたちは読書介助犬に朗読することで、
 自信を持つことができるようになるそうです。


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◇読んだ本(図書館利用)

クラッシュ・ブレイズ(6) ソフィアの正餐会』茅田砂胡(中央公論新社)



潜入捜査のため他校に潜り込む金銀黒天使の三人。
やはり銀天使が一番好き♪


クラッシュ・ブレイズ(7)大峡谷のパピヨン』茅田砂胡(中央公論新社)



誘拐事件多めのシリーズ。
今回誘拐(?)されたのは戦闘機!

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ティーンズ向けのノンフィクションです。「読書介助犬オリビア」今西乃子・作 浜田一男・写真 (青い鳥文庫 講談社 2009年9月発行)←Amazonへ ――ソルトレークシティ中央図書館では、 お気に入りの犬と一緒に本を読むことができる―― 1998年に一匹の犬・オリビアから始まった、 R.E.A.D(Reading Education Assistance Dogs=読書介助犬)プログラムについて 書かれたノンフィクションです。 子どもたちは、読書介助犬に...
「読書介助犬オリビア」


2017.10.14 *Sat*

『いらないねこ』

ぬいぐるみの猫のニャンコと本物の猫たちの物語『せかいいちのねこ』の続編です。


いらないねこ』ヒグチユウコ(白泉社)

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 ある日ぬいぐるみの猫のニャンコは、草むらの中に捨てられていた
 赤ちゃん猫を拾いました。
 子猫は今にも死にそうに弱っていました。

 ニャンコは同じ家で暮らす猫と一緒に子猫を育てることにしました。
 子猫用のミルクを飲ませてやり、病院へも連れていきました。

 ニャンコの友達の猫の手助けもあり、子猫はすくすくと大きくなりました。
 ところが、別れは突然やってきたのでした…


タイトルの『いらないねこ』、何とも不穏な空気が漂っていますが、
猫たち(ぬいぐるみ含む)の優しいお話です。
ラストもハッピーエンドです。


*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


◇読んだ本(図書館利用)

クラッシュ・ブレイズ(3) ヴェロニカの嵐』茅田砂胡(中央公論新社)




子供の頃、『15少年漂流記』が大好きでした。
『ヴェロニカの嵐』は12人の子どもたちが無人の惑星で
サバイバルを繰り広げる物語で、面白かったです。
ただ、金天使の超人能力がなければ生存は厳しかったでしょうね。


クラッシュ・ブレイズ(4) パンドラの檻』茅田砂胡(中央公論新社)




クラッシュ・ブレイズ(5) オンタロスの剣』茅田砂胡(中央公論新社)




誰かがさらわれて、誰かが救出に向かう…そのパターンが多いかも(^_^.)
そして、何となく蚊帳の外に置かれ気味の銀天使が不憫…
『ヴェロニカの嵐』では銀天使も大活躍だったのですが。

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『せかいいちのねこ』ヒグチユウコ(白泉社)←Amazonへ 男の子とずっと仲良しでいるため、 本物の猫になりたいと願うぬいぐるみのニャンコ。  猫のひげには魔力があるので、猫のひげを体の中に入れれば 猫になれると聞いたニャンコは、旅に出ます。 そして、色々な猫たちに出会います。   ずっと帽子を被って顔を隠している猫。  本屋の食いしん坊な猫。  年をとった大きな猫。(犬を連れて旅をしています!)   ...
『せかいいちのねこ』


2017.10.09 *Mon*

『この本をかくして』

この本をかくして』マーガレット・ワイルド文 フレヤ・ブラックウッド絵
 アーサー・ビナード訳(岩崎書店)

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 敵の飛行機が落とした爆弾が町の図書館にあたった。
 町は燃え、図書館は爆発し、本は皆木っ端みじんになり空に舞い上がった。

 だが、ピーターのお父さんが図書館から借りていた一冊の本が残った。
 次の日、敵の軍隊がやってきた。

 ピーターとお父さんは鉄の箱に本を入れ、町を脱出した。
 人々は長い列を作り、何日も歩き続ける。

 お父さんはやせ細り、ある夜息が止まっていた。
 ピーターは鉄の箱だけを持ち、歩き続けた。

 だが、高い山を越えなければならなくなり、
 ピーターは鉄の箱を山の手前の村はずれのシナノキの下に埋めた。
 そして山を越え、ピーターは海を渡った。

 戦争が終わり、ピーターは再び鉄の箱を埋めたシナノキを訪れた。
 シナノキの枝にはブランコが掛けられ、女の子がブランコに乗って遊んでいた…



恐らく第二次世界大戦中、ユダヤ人の人たちが決死の覚悟で
ヨーロッパを脱出した時のお話ではないかと思います。
歴史が苦手な私の推測ですので、間違っていましたら本当に申し訳ありません。

本には解説がなく、出版社のホームページにも
元になった出来事があるのか否かの記述がありませんでした。

ピーターがたどった道は、『おさるのジョージ』の作者のレイ夫妻が
ドイツ軍のパリ侵攻前にパリを脱出し、ジョージの原稿を守りながら
スペインとの国境を越えてアメリカへ渡った時のいきさつと良く似ています。


ところで、ピーターが守り抜いた本は赤い表紙で、
昔の人たちの話が書いてあり、それは金銀・宝石より大事だと
お父さんから言われていました。
それはどんな本だったのでしょう?

「ぼくらがどこからきたか」が書かれている本とは…
もしかすると、「ハガダー」かな?と思いました。
これも私の拙い推理ですので、全然違うかもしれませんが。

※ハガダー(ハッガーダー)とは
 ユダヤ教徒が過越の祭りで用いる本。
 過越祭は、虐げられていたユダヤ人が、
 モーセに率いられてエジプトを脱出した歴史に由来する祭り。
 ハガダーには「出エジプト記」や祭りの式次第が記されている。

もう少し歴史的背景や本に関する解説が欲しかったですね。
日本人にはピンときにくい内容だと思いますので、
こちらの絵本を読んだお子さんから質問されても、
困ってしまう方が多いかもしれません。



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◇読んだ児童書(図書館利用)

池上彰のよくわかる世界の宗教 イスラム教』池上彰・著
 こどもくらぶ・編(丸善出版株式会社)



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2017.10.07 *Sat*

『だいじなくつ』

今月(2017年10月)発売のこどものとも年少版です。


だいじなくつ』にしむらあつこ
 (こどものとも年少版 2017年11月号 福音館書店)

 ももちゃんは、ママに新しい靴を買って貰いました。
 赤くてマジックテープが付いています。

 ももちゃんと新しい靴は、どこへ行くときも一緒。
 ももちゃんの大事な靴です。

 ところが、図書館のおはなし会へ行った時、
 靴がなくなってしまったのです。

 靴は先に歩いて帰ってしまったのかしら?
 かくれんぼをしているのかしら…?



図書館のおはなし会は、
子どもたちが靴を脱いで上がれる部屋で行われることが多いです。
もしくは、子どもたちが座れるようにカーペットが用意されている場合もあります。

こちらの絵本の図書館のおはなし会も、
子どもたちが(大人も)靴を脱いでおはなし会に参加しています。
おはなし会の全景を横から見たページは興味深いですね。
(靴はもう少し揃っていて欲しいけど…)

靴は、知らない女の子が間違えて履いて行ってしまったのでした。
ちゃんと戻ってきて、ハッピーエンドです。

靴の履き間違いは、大人でもありますよね…
昔、間違えられて焦ったことを思い出しました。


*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


◇読んだ本(図書館利用)

暁の天使たち外伝 舞闘会の華麗なる終演』茅田砂胡(中央公論新社)




暁の天使たち外伝 天使たちの華劇』茅田砂胡(中央公論新社)



う~ん、暁の天使シリーズは、
セントラル(人間世界)とボンジュイ(神のようなラー一族)と
ロスト・プラネット(地球??)の三つの世界を描くSFなのかな~と思ったのですが、
今のところあまり進展はない感じですね。

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tag : その他

2017.10.05 *Thu*

『くだものだーれ?』

仕掛け絵本です。


くだものだーれ?』よねづゆうすけ(講談社)

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 真っ赤なりんごに 隠れているのはだーれ?
 ページをめくると……おさるさん。


色々な果物のページをめくると、
色々な動物が出て来るという仕掛け絵本です。

その動物が結構意外性があり、
おはなし会では大人の方も引き込まれて見ていらっしゃいます。

あまり書くとネタバレになってしまいますが…
みかんから馬が出てくるページが好きです。びっくり!
バナナから出てくる動物も意外ですよ。


*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


◇読んだ本(児童書/図書館利用)

考えよう! 子どもの貧困』中島哲彦・監修(PHP)




ロマン主義ってなんだろう?』ケイト・リッグス編(六曜社)





◇読んだ本(図書館利用)

王女グリンダ』茅田砂胡(中央公論新社)




暁の天使たち 全6巻』茅田砂胡(中央公論新社)



『デルフィニア戦記』の二人の主人公・金銀天使のその後を描いた物語。
デルフィニアは中世風ファンタジーですが、暁の天使はスペースファンタジーです。
私は銀天使が好きです(*^_^*)

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2017.10.01 *Sun*

購入した絵本(10月)

備忘録です。


ラトビア民話 ひつじかいとうさぎ』内田莉莎子・再話 スズキコージ・画
 (こどものとも年中向き 2017年11月号 福音館書店)

だいじなくつ』にしむらあつこ
 (こどものとも年少版 2017年11月号 福音館書店)

2017.09.29 *Fri*

『これ あな』

表紙にも小さな穴が開いています。



これあな』宮西達也(すずき出版)

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 ページをめくると、たくさんの穴。なんの穴?
 ブーン、ブーン! ハチの巣でした。

 海の上に小さな島。なんの穴?
 ザッブーン! くじらさんでした。



おはなし会では、最初に表紙の穴から指を出して
子どもたちに見せています。

私が一番好きなページは、50円玉のページ。
多分このページが一番難しいと思うのですが、
すぐに分かるお子さんが必ずいます。
すごいな~!と、本気で尊敬してしまいます。



*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*



◇読んだ本(図書館利用)

デルフィニア戦記 大鷲の誓い』茅田砂胡(中央公論新社)




デルフィニア戦記外伝2 コーラル上の平穏な日々』茅田砂胡(中央公論新社)




デルフィニア戦記画集』茅田砂胡/沖麻実也(中央公論新社)



・その他デルフィニア関係の短編(作品集等に収録分)
 『紅蓮の夢』『ヴァンツァーの櫛(漫画)』『がんばれ、ブライスくん!』

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2017.09.22 *Fri*

『せかいいちのねこ』

せかいいちのねこ』ヒグチユウコ(白泉社)

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 男の子とずっと仲良しでいるため、
 本物の猫になりたいと願うぬいぐるみのニャンコ。
 
 猫のひげには魔力があるので、猫のひげを体の中に入れれば
 猫になれると聞いたニャンコは、旅に出ます。
 そして、色々な猫たちに出会います。
 
  ずっと帽子を被って顔を隠している猫。
  本屋の食いしん坊な猫。
  年をとった大きな猫。(犬を連れて旅をしています!)
  
 途中、ニャンコの友達のアノマロが行方不明になったり、
 一人ぼっちの赤ちゃん猫を助けたりします。

 旅で出会う猫たちはみんな優しく親切です。
 ニャンコは、自分が望む幸せを手に入れることができるでしょうか…?


犬を連れた大きな猫が格好良いですね。
ちょっとスナフキンのようだな~と思いました。


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◇読んだ本(図書館利用)

デルフィニア戦記(16) 伝説の終焉』茅田砂胡(中央公論新社)


 
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2017.08.31 *Thu*

『へんしんテスト』

へんしんテスト』あきやまただし(金の星社)

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 ある日、ちゃんぶー先生が言いました。
 「これから、テストをやりま~す!」って。
 でも、誰でも満点をとれるへんしんテストだからご安心。

 一問目。
 51円で買えるくだものはな~に?

   ごーいち ごーいち……いちごー いちごー

 そう、答えはいちごでした。

 次の問題は……



反対言葉で遊べるへんしん・シリーズは、おはなし会でも大人気。
なんと、『へんしんテスト』は第17弾とのこと。びっくり!

裏表紙のラストの答えがいいな~と思いました(^-^)
ちなみに、表紙の謎の生物がちゃんぶー先生です。



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◇読んだ本(図書館利用)

船に乗れ! (1)~(3)』藤谷治(ポプラ文庫)



音高を舞台に描く青春小説。
一気に読んでしまいました。





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tag : 言葉遊び

2017.08.25 *Fri*

『でんしゃがきました』

でんしゃがきました』三浦太郎(童心社)

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 ねずみさんが待っているさんかく駅にやってきたのは…
 小さいチーズの電車。

 うさぎさんが待っているサラダ駅にやってきたのは…
 やさいをたくさん乗せた電車。
 先頭車両はマヨネーズ!



色々な動物さんが待つ駅に、様々な電車がやってきます。

私が今一番気になるのは、
ぞうさんのフルーツパフェの貨物列車です♪
ものすごーく大きなフルーツですよね!
カッパさんのお寿司電車にも是非乗ってみたいです。

ラストは、全て連結してご飯列車に。
そして、本当のラストでは、嬉しい別腹駅に到着します。
やはりケーキは別腹ですよね!


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◇読んだ本(図書館利用)

先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!』小林朋道(築地書館)




先生、大型野獣がキャンパスに侵入しました!』小林朋道(築地書館)



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