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2015.10.29 *Thu*

「さみしかった本」

さみしかった本」ケイト・バーンハイマー文 クリス・シーバン絵
 福本友美子・訳(岩崎書店)

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 ある日、図書館に一冊の本が入った。
 うぐいす色の表紙には、大きなキノコ。
 キノコの下に女の子が一人立っている。しおりひもは黄色だ。

 大勢の子どもたちがその本を借りて読むので、
 本はゆっくり眠る暇もない程だった。
 でも、本は幸せだった。

 何年も経ち、表紙は色褪せ、最後のページはなくなり、
 この本が借りられることは少なくなった。
 更に何年か経つと、この薄汚れた本を取り出す子どもは一人もいなくなった。
 本は寂しかった…


図書館の本の一生(?)を描いた物語です。
本自身が主役というところが、面白いです。

ところで、本にもし感情があったら…と考えると、う~ん。ちょっと怖いかも。
大切にしなければ…


◇読んだ本

豆本づくりののいろは」赤井郁(河出書房新社)



豆本制作の指南書です。
作るのは少々ハードルが高いですが、
眺めているだけでも楽しい本です。

私が持っている豆本作家さんの作品も掲載されていて、
嬉しかったです♪

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2015.10.18 *Sun*

「としょかんへいこう」

としょかんへいこう」斉藤洋・作 田中六大・絵(講談社)

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 図書館ってどんなことろだろう? 缶詰じゃないよ!

 どんなものがあるんだろう?
 どんなルールがあるのかな? やってはいけないことは?

 おはなし会もあるよ♪
 最近では、カフェが併設されている図書館もあるんだって。
 検索機を使えば、資料を探すのに便利なんだ。

 本がみつからない時には、図書館の人に相談しよう。
 関連本も教えてくれる。「レファレンス」って言うんだって。
 本を借りたい時にはどうすれば良いのかな?
 図書館って、楽しいね!



迷路や間違い探し、絵探しやクイズを通して、
図書館とはどんな施設なのか、利用法や活用法、ルールを楽しく学べる絵本です。

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tag :   実用  学習  絵さがし

2015.07.09 *Thu*

「まぼろしのおはなし」

まぼろしのおはなし」ハイメ・ガンボア文 ウェン・シュウ・チェン絵
 星野由美・訳(株式会社ワールドライブラリー)

 図書館の中には、たくさんのお話があふれています。
 時々、色々なお話が集まってお喋りをします。

  一番人気のお話は?
  一番愛されているお話は?

 ところが、暗い片隅にひっそりと隠れている幻の本がありました。
 誰にも読まれたことがないお話でした。

 ある日、一人の少女が幻の本の背表紙に触れました…



いきなりネタバレになって申し訳ありませんが、
それは「点字」で描かれたお話でした。
少女に出会って、幻のお話は幸せいっぱいになります。


お話同士がお喋りしているなんて、面白いですね。

イラストは、立体的に見える切り絵に、
美しい色彩の和紙のような紙がコラージュされています。
(↑と、私には見えるのですが、間違っていましたらすみません…)

立体的に見えるイラストですので、
点字のページも、点字とはどんなものかをイメージしやすいです。


発行所の「ワールドライブラリー」が気になり、調べてみました。
「ワールドライブラリー」の公式サイトによりますと…

 「WORLDLIBRARI」は、グローバル時代を生きる
 子どもたちの国際感覚を育てるという志でスタートした事業です。
 世界中の絵本を子どもたちに届ける取り組みを行っています。
 今現在(2015年7月)で、グアテマラ・スペイン・ノルウェー・スウェーデン・イギリス・
 イタリア・オランダ・オーストラリア・フランス・ベルギー・ロシアの絵本が発行されています。
 (公式サイトのABOUTを要約いたしました)



「まぼろしのおはなし」の作者のガンボア氏とチェン氏は、コスタリカの方。
が、なぜかグアテマラに分類されています。
コスタリカとグアテマラって、違う国ですよね…?? なぜかしら(^_^;)

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tag :   点字

2015.06.30 *Tue*

「翼の時間」

翼の時間」東逸子(ミキハウス)

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 少年がお父さんに連れられて図書館へ行き、
 一人で退屈な時間を過ごしていると…

 一冊の書物が開き、
 天使が天上の世界へと少年をいざないます。
 そして…


本は無限に広がる世界への扉なのですね。

文字(文章)はほとんどありません。
幻想的で夢のように美しい物語です。

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「翼の時間」のように美しい夢を見てみたいです!


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2014.09.25 *Thu*

「見てみよう! 本屋さんの仕事」

「本屋さんのすべてがわかる本3 見てみよう! 本屋さんの仕事
 秋田喜代美・監修 稲葉茂勝・文(ミネルヴァ書房)

見てみよう! 本屋さんの仕事 (本屋さんのすべてがわかる本)見てみよう! 本屋さんの仕事 (本屋さんのすべてがわかる本)
(2014/01/25)
稲葉 茂勝

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本屋さんはとても身近なお店。
でも、知らないこともたくさん。
そんな本屋さんのお仕事に関する本です。

私が面白いと思ったのは…

・マガジン+ブックとは?
・ポップの役目
・ブックカバーは日本だけ?
・ひもかけ・シュリンクかけ
・ISBNとCコード

その他にも興味深い内容が盛りだくさんです。

「本屋さんのすべてがわかる本」は全4巻です。

第1巻「調べよう! 世界の本屋さん」

調べよう! 世界の本屋さん (本屋さんのすべてがわかる本)調べよう! 世界の本屋さん (本屋さんのすべてがわかる本)
(2013/11/25)
稲葉 茂勝

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第2巻「調べよう! 日本の本屋さん」

調べよう! 日本の本屋さん (本屋さんのすべてがわかる本)調べよう! 日本の本屋さん (本屋さんのすべてがわかる本)
(2013/12/26)
稲葉 茂勝

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第3巻「見てみよう! 本屋さんの仕事」

見てみよう! 本屋さんの仕事 (本屋さんのすべてがわかる本)見てみよう! 本屋さんの仕事 (本屋さんのすべてがわかる本)
(2014/01/25)
稲葉 茂勝

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第4巻「もっと知りたい! 本屋さんの秘密」

もっと知りたい! 本屋さんの秘密 (本屋さんのすべてがわかる本)もっと知りたい! 本屋さんの秘密 (本屋さんのすべてがわかる本)
(2014/02/25)
稲葉 茂勝

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2014.06.12 *Thu*

「いろいろな形の本をつくってみよう!」

子供向けの実用書です。

「かんたん楽しい手作り本1 いろいろな形の本をつくってみよう!
 水野真帆・作(岩崎書店)

いろいろな形の本をつくってみよう! (かんたん たのしい 手づくり本1)いろいろな形の本をつくってみよう! (かんたん たのしい 手づくり本1)
(2011/12/23)
水野 真帆

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主な内容は…

・本の各部の名称
・材料と道具
・変わった形の本
・着せ替え絵本
・蛇腹折りの本
・飛び出す絵本

本作りに必要な知識や、本格的な本から面白い形の本の作り方まで、
かなり詳しい内容です。

子供向けの実用書ですが、
趣味で簡単な豆本や絵本を作りたいと考えている大人にも、
参考になると思います。
図などが大きく、説明がとても分かりやすいです。
夏休みの自由工作で作ってみたかったです♪

140208.jpg


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tag :   実用

2014.05.23 *Fri*

「図書館に児童室ができた日」

ほんの150年ほど前までは、
子ども、特に女の子は本なんか読まなくても良いと考えられていたのです!

図書館に児童室ができた日 アン・キャロル・ムーアのものがたり」
 ジャン・ピンボロー文 デビー・アトウェル絵 張替惠子・訳(徳間書店)

図書館に児童室ができた日: アン・キャロル・ムーアのものがたり (児童書)図書館に児童室ができた日: アン・キャロル・ムーアのものがたり (児童書)
(2013/08/08)
ジャン ピンボロー

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 1870年頃のこと。
 アメリカ合衆国のメイン州に、
 アン・キャロル・ム-アという女の子がいた。
 女の子は家の中で縫い物や刺繍をしていれば良いと思われていた時代、
 アンは活発で自分の考えをしっかり持った少女だった。

 大人になったアンは、ニューヨークの図書館で働き始めた。
 アンは、ニューヨーク公共図書館の、
 子どもの本に関わる仕事を任された。

 その頃は、子どもは図書館で自由に本を読むことができなかった。
 小さい子や女の子向けの本はなく、
 子ども向けの本棚に鍵が掛けられていることもあった。

 アンは様々な改革に取り組み、
 子どもたちが図書館で気持ち良く過ごせるよう、尽力した。
 出版社や作家に、子ども向けの良い本を出版してくれるよう、頼んだ。


日本では明治維新の頃ですね。
アメリカでは、アン・キャロル・ムーア以外にも、
多くの女性図書館員たちが、
児童図書館サービスの基礎を作るために力を尽くしました。
そして、イギリス、フランス、
日本にも同じような児童室ができました。

児童図書館サービスの歴史はもちろん興味深いですが、
アン・キャロル・ムーアという一人の女性の生き方に心を打たれました。

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2013.10.21 *Mon*

「ローズの小さな図書館」

ローズの小さな図書館」キンバリー・ウィルス・ホルト作 田口由美子・訳(徳間書店)

ローズの小さな図書館 (児童書)ローズの小さな図書館 (児童書)
(2013/07/09)
キンバリー・ウィリス・ホルト

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 1939年、両親の離婚により、
 ローズは弟と妹と共に、母親の実家で祖父と一緒に暮らすことになった。
 14歳のローズは家計を助けるため、
 17歳と年を偽り、移動図書館バスの運転手として働き始める。

 ローズの初恋、そして
 いつか作家になりたいというローズの夢は叶うのだろうか?
 やがて、物語はローズの子供たち、孫たちと受け継がれていく。


戦前から現代まで、
四世代にわたる十代の少年少女の夢と希望を描いた物語です。

時代が変わっても、子供たちは悩みを抱えています。
ローズは貧困に苦しみ、
大学進学どころか高校すら満足に通えませんでした、
孫のアナベスは学校で告げ口をしたせいで、いじめに合います。

男の子も女の子も登場します。
恋の悩み、将来への迷い、家族間の葛藤、
そして、主人公たちが手にする本たち。
時代ごとに、「大地」や「ハリー・ポッター」などが、
子供たちに寄り添う名脇役として活躍します。

私の大好きな本も登場して嬉しかったです♪

若草物語 (新潮文庫)若草物語 (新潮文庫)
(1986/12/23)
ルイザ・メイ・オルコット

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2013.05.15 *Wed*

「としょかんねこデューイ」

何て愛らしい子猫ちゃんなのでしょう♪

としょかんねこデューイ」ヴィッキー・マイロン、ブレット・ウィター文
 スティーブ・ジェイムズ絵 三木卓・訳(文化出版局)

としょかんねこデューイとしょかんねこデューイ
(2012/02/24)
ヴィッキー・マイロン、ブレット・ウィター 他

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 とても寒いある晩。
 図書館の返却ポストの中に、
 一匹の子猫が捨てられていた。

 子猫はデューイと名付けられ、
 図書館の中で飼われることになった。
 やんちゃで可愛いデューイは、
 図書館に来る人たちのアイドルに。

 ある日デューイは、
 たった一人でつまらなそうに本を読んでいる女の子に出会った…


いたずらな子猫の愛くるしい表情と仕草が満載の、
ほのぼのとした絵本です。


さて、こちらの物語は実話です。

図書館ねこデューイ  町を幸せにしたトラねこの物語」
 ヴィッキー・マイロン著 羽田詩津子・翻訳(ハヤカワ文庫NF)

図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語 (ハヤカワ文庫NF)図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語 (ハヤカワ文庫NF)
(2010/05/30)
ヴィッキー マイロン、Vicki Myron 他

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1988年1月の寒い夜、
米国アイオワ州スペンサー公共図書館の
返却用ボックスに捨てられていた子猫は、
翌朝、職員のマイロン女史によって保護されました。

今にも凍死しそうなほど凍えていた子猫は、
「デューイ・リードモア・ブックス」の名を貰い、
図書館のスタッフとして迎え入れられました。

デューイは、マスコットキャラクターとして利用者に愛されたばかりではなく、
毎朝9時に図書館入口で利用者を出迎え、
人々のストレスを癒し、
図書館の広報活動に携わり、
ポストカードのモデルとなって財政に貢献し、
多くのメディアにも登場する等、
数々の活躍をしました。

2006年11月に永眠。
図書館のホームページにもその写真が掲載されています。

 ◇スペンサー公立図書館のHPはこちら→「Spencer Public Library
  デューイの記事と写真は「Dewey the Library Cat」にあります。
 
こちらの作品は、デューイのパートナーである
マイロン女史の半生を描いた自伝小説でもあります。
女の子という理由で進学を許して貰えなかったり、
夫のDVと離婚、娘との葛藤、医療事故と闘病生活…壮絶です。

一匹の特別な猫と、
一人の勇気ある女性の本当の物語です。

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2012.04.06 *Fri*

「としょかんねずみ」

としょかんねずみ」ダニエル・カーク作 わたなべてつた・訳(株式会社瑞雲舎)
としょかんねずみとしょかんねずみ
(2012/01/16)
ダニエル カーク

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 サムは、図書館に住むねずみです。
 子どもの調べものコーナーのうしろの、小さな穴のなかで暮らしています。
 サムは、とにかく本を読むのが大好き。いろいろな本をたくさん読んで、
 とうとう素晴らしいことを思いつきました。
 「自分で本を書いてみよう!」

 書けば誰かに読んでもらいたいもの。
 サムは、夜のうちにこっそり、自分の本を図書館の棚に並べてみました。
 するとその本を読んだ人たちは大絶讃!
 「この作家に会いたい」と言い出したから、さあたいへん。
 その時サムがとった行動とは…。


 本を読むこと、書くことの素晴らしさを伝える図書館ねずみサムシリーズ第1巻。

     「BOOK」データベースより



私は、「図書館」とか「本」という言葉を聞くだけでもわくわくします。
そんな、図書館と本がテーマの絵本です。

表紙は、木の実(ドングリ?)の王冠を被り、
剣(アイスクリームのスプーン製?)を手に、
ネコと戦う勇ましいねずみ。
素敵な物語が始まる予感がして、ドキドキします。

作者に会いたがる人たちのために、
サムが用意した箱…そこには、あっと驚く仕掛けがありました。
こちらの絵本が切欠になって、
図書館でこの仕掛け箱を置く事が流行るかもしれませんね。

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