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2018.09.25 *Tue*

『ユーゴ修道士と本を愛しすぎたクマ』

修道会が舞台の絵本です。


ユーゴ修道士と本を愛しすぎたクマ』ケイティ・ビービ文
 S.D.シンドラー絵 千葉茂樹・訳(光村教育図書)




 ユーゴ修道士は、聖アウグスティヌスの言葉が書かれた本を借りに、
 グランド・シャルトルーズ修道院へ向かった。
 四旬節の償いに、写本するためだ。
 
 熊に追われながらも、アヴェ・マリアの祈りを唱え、
 ユーゴ修道士は無事に本を借りて修道院に帰りついた。

 「どうやって、たった一人で写本を?」と
 ユーゴ修道士が途方に暮れていると、
 みんなが手伝ってくれた。

 羊の皮で羊皮紙を作ってくれる者、
 羊皮紙に罫線をひいてくれる者、
 がちょうの羽やインクをくれる者…

 写本は無事に出来上がり、
 ユーゴは再びグランド・シャトルーズ修道院へ、本を返すために向かう。
 が、クマが後を追い掛けてくるのだった…


中世の実話が元になっているそうです。
本がクマに食べられてしまうことって、本当にあるのでしょうか?
羊皮紙で出来ていますから、狙われたのでしょうか?
オオカミにも狙われそうですね。

こちらの絵本では、修道院の雰囲気や、
写本の作り方が詳しく描かれていて、とても興味深いです。

また、美しいイラストで、
中世の写本を見ているような気持ちになります。


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◇読んだ絵本(図書館利用)

6つの色』とだこうしろう(戸田デザイン研究室)




実物大!世界のどうぶつ絵本』ソフィー・ヘン作 藤田千枝・訳(あすなろ書房)



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◇追記(2018/9/29)

サイトの「歴史修道会ミステリ」のページに、
もう少し詳しい記事をアップしました。
ご興味のある方、こちらへ→『ユーゴ修道士と本を愛しすぎたクマ
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2018.09.01 *Sat*

購入した絵本(9月)

備忘録です。


ユーゴ修道士と本を愛しすぎたクマ』ケイティ・ビービ/文 S.D.シンドラー/絵
 千葉茂樹/訳(光村教育図書)

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2018.06.30 *Sat*

『もりのとしょかん』

タイトルに「図書館」とか「本屋」とあると、
ついつい手が伸びてしまいます。


もりのとしょかん』ふくざわゆみこ(学研プラス)

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 森の奥に、ふくろうさんが一人で住んでいました。
 ふくろうさんの家を訪ねる人は、誰もいません。

 ある日、森に迷い込んだうさぎときつねの子が、
 ふくろうさんの家にやってきました。
 窓からのぞき込むと、「本がいっぱい!」
 ふくろうさんは、静かに読めるなら、と二人を招き入れました。

 うさぎときつねの子は、毎日ふくろうさんの家へ
 行くようになりました。

 ふくろうさんの家の本の噂は、
 あっという間に森中に広がりました…



ふくろうさんの家の本棚が、とてもステキで憧れます!
こんなにたくさんの本に囲まれて暮らせたら、幸せでしょうね。

きゅうかんちょうさんによる、
絵本の読み聞かせがあるのも嬉しいです。

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tag :   フクロウ

2017.10.17 *Tue*

『わたしのそばできいていて』

以前「読書介助犬」について書かれた本を読みましたが、
こちらは読書介助犬が登場するお話です。



わたしのそばできいていて』リサ・パップ作 菊田まりこ・訳(WAVE出版)

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 マディは字を読むのが大嫌い。
 一番嫌いなのは、国語の時間。
 みんなの前で本を読むと、つっかえてしまって、みんながくすくす笑うから。

 土曜日、ママはマディを図書館に連れだした。
 奥の部屋へ行くと、犬がたくさんいた。

 図書館員のテンプルさんが大きな白い犬の前にマディを連れて行った。
 犬の名前はボニー。
 「ボニーに本を読んであげてほしい。
 ボニーはお話を聞くのが大好きなの」とテンプルさんに言われて、
 マディは思わず「うん」と答えていた。

 言葉が上手く出てこなくても、ボニーは笑ったりしない。
 マディの目を静かに見つめているだけだった。
 マディは気持ちが楽になった。

 それから、マディは図書館でボニーに本を読んであげるようになった。
 「ゆっくりでいい。まちがえてもいい」とボニーは言っているようだった。

 そして、ついにクラスで本を読む日がやってきた…



大きくて白い犬のボニーはふわふわ。
ボニーにもたれて本を読んだら楽しそうですね!


「読書介助犬」については、講談社の青い鳥文庫の『読書介助犬オリビア』が詳しいです。



 特別に訓練された読書介助犬は、
 何らかの理由で読書が困難な子どもたちの為に始まりました。

 犬は子どもが上手に朗読できなくても、決して笑いません。
 批判もしません。
 子どもたちは読書介助犬に朗読することで、
 自信を持つことができるようになるそうです。


*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


◇読んだ本(図書館利用)

クラッシュ・ブレイズ(6) ソフィアの正餐会』茅田砂胡(中央公論新社)



潜入捜査のため他校に潜り込む金銀黒天使の三人。
やはり銀天使が一番好き♪


クラッシュ・ブレイズ(7)大峡谷のパピヨン』茅田砂胡(中央公論新社)



誘拐事件多めのシリーズ。
今回誘拐(?)されたのは戦闘機!

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ティーンズ向けのノンフィクションです。「読書介助犬オリビア」今西乃子・作 浜田一男・写真 (青い鳥文庫 講談社 2009年9月発行)←Amazonへ ――ソルトレークシティ中央図書館では、 お気に入りの犬と一緒に本を読むことができる―― 1998年に一匹の犬・オリビアから始まった、 R.E.A.D(Reading Education Assistance Dogs=読書介助犬)プログラムについて 書かれたノンフィクションです。 子どもたちは、読書介助犬に...
「読書介助犬オリビア」

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2017.10.09 *Mon*

『この本をかくして』

この本をかくして』マーガレット・ワイルド文 フレヤ・ブラックウッド絵
 アーサー・ビナード訳(岩崎書店)

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 敵の飛行機が落とした爆弾が町の図書館にあたった。
 町は燃え、図書館は爆発し、本は皆木っ端みじんになり空に舞い上がった。

 だが、ピーターのお父さんが図書館から借りていた一冊の本が残った。
 次の日、敵の軍隊がやってきた。

 ピーターとお父さんは鉄の箱に本を入れ、町を脱出した。
 人々は長い列を作り、何日も歩き続ける。

 お父さんはやせ細り、ある夜息が止まっていた。
 ピーターは鉄の箱だけを持ち、歩き続けた。

 だが、高い山を越えなければならなくなり、
 ピーターは鉄の箱を山の手前の村はずれのシナノキの下に埋めた。
 そして山を越え、ピーターは海を渡った。

 戦争が終わり、ピーターは再び鉄の箱を埋めたシナノキを訪れた。
 シナノキの枝にはブランコが掛けられ、女の子がブランコに乗って遊んでいた…



恐らく第二次世界大戦中、ユダヤ人の人たちが決死の覚悟で
ヨーロッパを脱出した時のお話ではないかと思います。
歴史が苦手な私の推測ですので、間違っていましたら本当に申し訳ありません。

本には解説がなく、出版社のホームページにも
元になった出来事があるのか否かの記述がありませんでした。

ピーターがたどった道は、『おさるのジョージ』の作者のレイ夫妻が
ドイツ軍のパリ侵攻前にパリを脱出し、ジョージの原稿を守りながら
スペインとの国境を越えてアメリカへ渡った時のいきさつと良く似ています。


ところで、ピーターが守り抜いた本は赤い表紙で、
昔の人たちの話が書いてあり、それは金銀・宝石より大事だと
お父さんから言われていました。
それはどんな本だったのでしょう?

「ぼくらがどこからきたか」が書かれている本とは…
もしかすると、「ハガダー」かな?と思いました。
これも私の拙い推理ですので、全然違うかもしれませんが。

※ハガダー(ハッガーダー)とは
 ユダヤ教徒が過越の祭りで用いる本。
 過越祭は、虐げられていたユダヤ人が、
 モーセに率いられてエジプトを脱出した歴史に由来する祭り。
 ハガダーには「出エジプト記」や祭りの式次第が記されている。

もう少し歴史的背景や本に関する解説が欲しかったですね。
日本人にはピンときにくい内容だと思いますので、
こちらの絵本を読んだお子さんから質問されても、
困ってしまう方が多いかもしれません。



*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


◇読んだ児童書(図書館利用)

池上彰のよくわかる世界の宗教 イスラム教』池上彰・著
 こどもくらぶ・編(丸善出版株式会社)



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2017.01.20 *Fri*

「おじゃまなクマのおいだしかた」

おじゃまなクマのおいだしかた」エリック・パインダー作
 ステファニー・グラエギン絵 三辺律子・訳(岩崎書店)

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 ある寒い日、トーマスはクッションと毛布で暖かいほら穴を作った。
 中で本を読むために懐中電灯を取りに行くが、
 戻ってくると、ほら穴の中にクマがいる!!

 何とかクマを追い出そうと、知恵を絞って奮戦するトム。
 ブルーベリーやハチミツ入りのシリアルでおびき寄せたり…
 でも、いつもクマの方が一枚上手。

 トーマスはクマを追い出すことができるのでしょうか?
 そして、クマの正体とは…?


クマの正体は、トーマスの弟君でした。
ほのぼのと可愛らしい兄弟のお話です。
絵本を読んだら、毛布を集めてすてきなほら穴を作りたくなりますね。



◇読んだ本

あの家に暮らす四人の女」三浦しをん(中央公論新社)



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tag :   兄弟姉妹

2016.11.13 *Sun*

「読書介助犬オリビア」

ティーンズ向けのノンフィクションです。


読書介助犬オリビア」今西乃子・作 浜田一男・写真
 (青い鳥文庫 講談社 2009年9月発行)

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 ――ソルトレークシティ中央図書館では、
 お気に入りの犬と一緒に本を読むことができる――


 1998年に一匹の犬・オリビアから始まった、
 R.E.A.D(Reading Education Assistance Dogs=読書介助犬)プログラムについて
 書かれたノンフィクションです。

 子どもたちは、読書介助犬に本を読み聞かせ、
 犬は、本を読む子どもたちに寄り添います。
 何らかの理由で読書が困難な子どもたちの為に始まりました。

 犬は子どもが上手に朗読できなくても、決して笑いません。
 批判もしません。
 子どもたちは読書介助犬に朗読することで、
 自信を持つことができるようになるそうです。


「読書介助犬」という言葉を初めて知りました。
2009年現在、北米49州、カナダ3州で約2200のボランティア団体が活動しているそうです。
日本でも広がっていくかもしれませんね。

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tag :   社会  実話  学習  子育て

2016.10.03 *Mon*

「ほんをよむのにいいばしょは?」

ほんをよむのにいいばしょは?
 シュテファン・ゲンメル文 マリー・ジョゼ・サクレ絵 斉藤規・訳(新日本出版)

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 こねずみのニリィは森で一冊のお話の本を拾った。

 おうちに帰り本を読もうとすると、弟たちが家の中で大暴れ。
 ニリィはうるさくて本を読むことができない。

 弟たちを外に追い出すが、
 今度はお母さんが晩御飯を作り始めた。
 クルミの殻を割る音がうるさくて、やはり本を読むことができない。

 ニリィは、静かに本を読める場所を探して外へと出掛けるが…


どこへ行っても、騒がしくて本を読めないニリィ。
でも、すてきなことを思いつきます。
それは、みんなを「おはなしかい」に招くことでした。

ラストシーン、おはなし会に集まり、
ニリィのお話に耳を傾けるみんなの目が輝いています。
もちろん、ニリィもとても楽しそうです。

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2016.07.20 *Wed*

「ちいさなりすのエメラルド」

ちいさなりすのエメラルド」そのだえり(文溪堂)

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 小さなりすのエメラルドは、うさぎのガーネットと一緒に暮らしていました。
 寝る前には、ガーネットが本を読んでくれます。
 でも、エメラルドはいつもすぐに眠ってしまうのです。

 ある晩、ガーネットは仕事で急に出掛けることになりました。
  ……エメラルドはちっとも眠くなりません。

 そこで、エメラルドは誰かに本の続きを読んで貰おう、と考えました。
 字ばかりの本で、エメラルドには読めなかったからです。

 初めに尋ねたのは、ひつじのおばさまの家。
 ひつじのおばさまは少しだけ読んでくれました。
 エメラルドは、続きを誰かに読んで貰おうと、街を歩きます…



本っていいなあ~と感じるお話です。
イラストもとても愛らしいです。

そして、登場人物の名前がステキですね!
宝石シリーズになるのかしら?

エメラルドが持っていた本(劇中話)のタイトルは、
「おうじょさまの すきな いろ」。
こちらは優しくてロマンティックなお話です。
裏表紙の見返しに、全文が掲載されています。
二度楽しめる絵本です。

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tag :   リス  ウサギ

2016.05.24 *Tue*

「よんでよんで」

よんでよんで」ときわひろみ・作 さとうあや・絵(教育画劇)

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 お母さんに絵本を読んでってお願いしたら、
 「忙しいからあとでね」だって。

 そこで、猫さんに絵本を読んで貰った。
 ありがとう!

 犬さんとブタさんと牛さんにも読んで貰った。
 最後は、やはりお母さんに読んで貰って、
 親子の笑顔が並びます。


絵本を読んでと頼まれた動物たちの読み方が楽しいです。
後ろの見返しのイラストでは、
動物たちがみんなで一冊の絵本を眺めています。


*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


◇読んだ本

ねこのばば」畠中恵(新潮文庫)



「しゃばけ」シリーズの第三作。

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◇追記

『よんでよんで』を購入しました♪(2017/05月)
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