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2018.08.14 *Tue*

『古事記 -日本のはじまりー』

子ども向けに書かれた『古事記』です。


古事記 -日本のはじまりー』斉藤洋・文 高畠淳・絵(講談社)

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 イザナギとイザナミの国づくり
 黄泉国
 天岩戸
 八岐大蛇
 稲羽のシロウサギ
 国ゆずり


等々、13のお話(章)が収録されています。
子ども向けで読みやすい『古事記』です。

面白いのは、ところどころに斉藤洋さんの言葉(感想)が挟まれているところ。
例えば、イザナギがイザナミを黄泉の国に迎えに行き、
結局は必死に逃げ帰るのですが…(黄泉国)

 【イザナギとイザナミの話には、なんとなくすっきりしないものが
 のこるのではないでしょうか。(中略)
 なんというか、どうもイザナギのことを応援する気にはなれず、
 イザナミの肩を持ちたくなるものです。 (『古事記』P33~34より)】

うんうん、と頷いてしまいました。
もっとも、ギリシャ神話はもっと理不尽だったりしますからね~
あ、ギリシャ神話好きですけど! 子どもの頃、繰り返し読みました^^
(この記事を書いていたら、またギリシャ神話を読み返したくなってきました)


夏休み期間中、私はあちらこちらのおはなし会にお邪魔しています。
語りの会へ行った時、『古事記』を素語りで語って下さった方がいらして、
本当にびっくりでした。(30分位掛かったかも?)
日本の神様のお名前って、難しいですよね…


*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


◇読んだ本(図書館利用)

産声のない天使たち』深澤友紀・著(朝日新聞出版)



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2018.03.17 *Sat*

『いぬとねこのおんがえし』

日本の民話絵本です。


いぬとねこのおんがえし』太田大八・絵(鈴木出版株式会社)

 昔、たいそうお金持ちの長者さんがいた。
 ある日、長者さんの家で働く男が、蔵から小さな仏像を盗んで逃げた。
 その仏像は、毎朝長者さんが拝んでいる仏像だった。

 それからというもの、長者さんはどんどん貧乏になっていった。
 長者さんの家に飼われていた犬と猫は、男から仏像を取り戻しに出掛けた。

 仏像を盗んだ男はすっかりお金持ちになっていた。
 真夜中、犬と猫はねずみの協力で仏像を取り返した。

 その帰り道。
 大きな川を、猫が仏像をくわえ、犬が猫を背負って泳いだ。
 しばらく泳いでいくと、大きな魚が跳ね、猫は驚いて仏像を川に落としてしまった。

 二匹ががっかりして向う岸に着くと、
 鶴が川の中を探して仏像を見つけてくれた。

 犬と猫は無事に長者さんの家に仏像を持ち帰った。
 長者さんが再び仏像を拝むようになると、すぐに大金持ちに戻った。
 犬と猫も長者さんの家でのんびり暮らしたのだった。



類似の昔話は色々ありますが、鶴と仏像が日本らしいでしょうか。
以下、同様の展開の昔話絵本です。


韓国の昔話 『いぬとねこ』ソ・ジョンオ・再話 シン・ミンジェ・絵
                     おおたけきよみ・訳(光村教育図書)

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韓国・朝鮮の昔話 『ねこといぬとたからの玉』藤かおる・文 梶山俊夫・絵(太平出版)




沖縄の昔話 『ふしぎないちもんせん』谷真介・文 二俣英五郎・絵(チャイルド本社)

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tag : 日本の昔話    

2018.01.02 *Tue*

購入した絵本(1月)

備忘録です。



ボタンちゃん』小川洋子・作 岡田千晶・絵(PHP研究所)




ドライブにいこう』間瀬なおかた(ひさかたチャイルド)




ねんね』さえぐさひろこ(アリス館)




てるてるぼうず』おぐまこうじ(くもん出版)




したきりすずめ』木暮正夫・文 えんどうてるよ・絵(チャイルド本社)

さるじぞう』こわせたまみ・文 西村達馬(チャイルド本社)




*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


◇購入した本

図書館の魔女(二)』高田大介(講談社文庫)



図書館の魔女(四)』高田大介(講談社文庫)

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2017.02.01 *Wed*

購入した絵本(2月)

備忘録です。


◇購入した絵本

さばくのジン」新藤悦子・文 荒木郁代・絵
 (こどものとも 2017年3月号 福音館書店)

へんてこなおきゃくさん」浜田桂子
 (こどものとも年中向き 2017年2月号 福音館書店)



◇読んだ絵本&児童書(お正月休み)

ひゃくおくまんのサンタクロース」もたいひろこ・文 マリカ・マイヤラ・絵(アノニマ・スタジオ)



大人が読むと、妙に納得してしまうかも。
でも、サンタクロースを信じている小さな子どもさんには向かないかな…


なつのゆきだるま(岩波の子どもの本)」ジーン・ジオン文
 マーガレット・ブロイ・グレアム絵 ふしみみさを・翻訳(岩波書店)



すてきブログ様で教えて頂いた絵本です。
本当にあったようなお話です。


オバケちゃんとむわむわむう」松谷みよ子・作 いとうひろし・絵(講談社)



児童書です。


池上彰のよくわかる世界の宗教 キリスト教
 池上彰・著 こどもへんしゅうぶ・編(丸善出版)



子供向けに書かれたキリスト教の歴史解説。
大人にも分かりやすいですね。
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2016.11.21 *Mon*

「ひまなこなべ」

アイヌに伝わる昔話絵本です。


アイヌのむかしばなし ひまなこなべ」萱野茂・文 どいかや・絵(あすなろ書房)

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アイヌの人々にとって、熊は肉や毛皮や薬を与えてくれる神さま(カムイ)でした。
アイヌの人々は、熊の命を頂く時には盛大な宴を催し、もてなしました。

そのおもてなしがすばらいので、
天の国に帰った熊神は何回もアイヌの世界に戻ってきます。

 ある時、熊神は、特別に踊りが上手な体の小さな若者に気が付きました。
 熊神は若者の正体が気になり、
 またその踊りを見たいばかりに、何回もアイヌの許を訪れます。

 やがて、若者の正体が分かりますした。
 それは、炊事場の壁に掛けられていた、小さな薄手の小鍋の神だったのです。

 大きな宴の時には、大きな鍋ばかり仕事があります。
 小鍋は暇でした。
 そこで、小鍋の神は日頃大切にされているお礼も兼ねて、
 大事な客である神々に踊りを見せていたのでした。



自然や道具に対する感謝の心を思い出せてくれる絵本です。
イラストは、優しく温かです。

私が一番面白かったのは…
宴の中で物語(ユカラ)を語り、一番面白いところで話をやめてしまうことで、
続きを聞きたい熊神にまた来てもらうところです。
賢い!
私も続きが気なる小説がいくつもあるので、身につまされました。
特に「十二国記」とか「十二国記」とか「十二国記」とか…(>_<)

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2016.08.25 *Thu*

「さるのひとりごと」

島根県の民話絵本ですが、とてもユニークな物語です。

さるのひとりごと」松谷みよ子・文 司修・絵(童心社)

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 昔、山に住む一匹のサルが、海辺へやってきた。
 サルは松の木に登り独り言を言った。
 「海は ええなあ」と。

 すると、誰かが小さく「うん」と返事をした。
 サルは下に降りて返事した者を探した。
 それは、小さなカニだった。

 サルは、「なんで勝手に返事をした」と、
 石でカニを叩き潰し、また木にあがった。



う~ん、「サルカニ合戦」なら、サルは復讐されるはずですが…
こちらのお話のユニークな点は、この後の展開です。

サルは、また独り言を言いますが、
返事がないのが物足りなくなります。


 サルは、潰したカニを丸めて団子にし、
 ちゃんと座らせた。
 それから、木にあがって「海は ええなあ」と言った。

 小さな小さな声でカニの団子は「うん」と返事をする。
 サルは、「またくるから へんじしてな」とカニの団子に言って、
 山へ帰って行ったのだった。



え~、随分ひどいことをしたサルだけど、
おとがめなしなのですね。
潰されたカニ団子が返事をするのは、ちょっとホラー…

この後、カニ団子はどうなったのでしょう…?
サルはまた海にやってくるのでしょうか?
「サルカニ合戦」とは、何か関係があるのでしょうか?

また、島根県と言えば出雲大社の地ですが、
日本神話からの影響の可能性はないのでしょうか?
色々なことを考えさせられお話です。

こちらの絵本は、2000年の発行。
後書きによれば、他に類を見ない民話とのことです。
私はこちらの民話を初めて知りましたが、
島根県では有名なお話なのでしょうか?


*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


◇日々の出来事

「ウォーリアーズ」シリーズの新刊を図書館で借りてきました。




わ~い、今夜は夜更かししないように気を付けないと!

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2016.06.02 *Thu*

購入した絵本(6月)

備忘録です。


ぺんぎんたいそう」齋藤槙(福音館書店)




ねこどけい」岸田衿子・作 山脇百合子・絵(福音館書店)




紙芝居 「じいさまときつね」増田尚子・著 二俣英五郎・画(童心社)





「アイルランドの昔話 ちいさなあかいにわとり」大塚勇三・再話 日紫喜洋子・絵
 (こどものとも年中向き2016年7月号 福音館書店)
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2016.02.11 *Thu*

「松谷みよ子の日本の神話」

子供向けの日本の神話のご本です。

心をそだてる 松谷みよ子の日本の神話」(講談社)

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古事記・日本書紀・風土記に記された神話を、
歴史とのかかわりを理解しながら、
物語として楽しめるように編纂された一冊です。

天地の始まりのお話として、
国生み・スサノオ・アメノイワト・ヤマタノオロチの物語。
オオクニヌシのお話。
アマテラスの子孫のお話。
高千穂から大和へ移った後のお話にはヤマトタケルの物語。
更に日本各地に伝わるお話が収録されています。

また、日本の神さまミニ辞典やミニコラム、
野村たかあきさんをはじめ複数の画家さんによる親しみやすいイラストが付いています。
ミニコラムには地図や写真もあり、興味深かったです。

これは親切だな~と思ったのは、
難しい言葉についての注釈が、初出の時だけではなく、
毎回ついている点です。
つまり、たくさんあるお話をどこから読んでも安心!ということですね。

古事記は昔読んだだけですが、改めて本書を読んで懐かしく感じました。
ヤマトタケルの最後の歌の一つは、子どもの頃から大好きでした。

 大和は 国のまほろば
 たたなずく 青垣 山ごもれる
 大和しうるわし


今でも、美しい景色を見た時には、この歌が頭に浮かびます。


*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


ところで、昔読んだ古事記をAmazonで探してみました。

古事記 新潮日本古典集成」西宮一民・著(新潮社)



今でも入手可能なのですね。


*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


◇読んだ本

ウォーリアーズ2(3)夜明け」エリン・ハンター著(小峰書店)



ウォーリアーズ2(4)星の光」エリン・ハンター著(小峰書店)



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2016.02.02 *Tue*

読んだ本(備忘録)

備忘録です。


おしえて、レンブラントさん」ヤン・パウル・スクッテン文
 マルティン・ファン・デル・リンデン絵 野坂悦子・訳(BL出版)

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よくわかる少年法 罪を犯したらどうなるの?」後藤弘子・監修(PHP研究所)




スマフォ 便利さにたよりすぎていない?」秋田喜代美・監修 稲葉茂勝・著(フレーベル館)

 同じシリーズの「SNS本当につながっている?」も読んでみたいです。


セクシャルマイノリティ ありのままのきみがいい」日高庸晴・著(汐文社)


ウォーリアーズ(6)ファイヤハートの旅立ち」エリン・ハンター著(小峰書店)



ウォーリアーズ2(1)真夜中に」エリン・ハンター著(小峰書店)



 順調に読み進めてきたウォーリアーズ・シリーズですが、
 2期の2巻が貸出し中で、止まってしまいました。
 早く返却して欲しい…


松谷みよ子の本の神話」(講談社)




子どもはみんな問題児。」中川季枝子(新潮社)




*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


子供向けの学習書は、大人にも分かりやすく読みやすいですね。
「子どもはみんな問題児。」は子供向けではなく、子育て中の方に。
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2016.01.20 *Wed*

「ちんちろりんおばけ」

高知県の民話紙芝居です。

ちんちろりんおばけ

ちんちろりんおばけ [ 新井悦子 ]

ちんちろりんおばけ [ 新井悦子 ]
価格:1,782円(税込、送料込)



 おばあさんが川で洗濯をしていると、
 川上から大きな箱が流れてきた。

 おばあさんは箱を拾って家に持って帰った。
 すると、箱の中から「ここから だしてよ チンチロリン♪」と、
 鈴の音のような可愛い歌が聞こえてくる。

 おばあさんが箱を開けると、
 中から出てきたのは…

 お・ば・けーー!?


とても愉快な紙芝居です。
冒頭部分が「桃太郎」を連想させるところも面白いです。
(子どもたちも、ここでワイワイします♪)

お化けが何回もきれいな声で歌う場面があり、
音痴な私にはちょっと辛い(>_<)
でも、恥ずかしがらずにノリで歌えば大丈夫、と演じています。

お化けのビジュアルも可愛いですし、
もちろんハッピーエンドです♪


*・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・*


◇読んだ本

神去なあなあ日常」三浦しをん(徳間書店)



思いがけず、山村で林業に従事することになった青年の日常を描いた小説。

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