2016.02.02 *Tue*
読んだ本(備忘録)
備忘録です。
「おしえて、レンブラントさん」ヤン・パウル・スクッテン文 マルティン・ファン・デル・リンデン絵 野坂悦子・訳(BL出版) 「よくわかる少年法 罪を犯したらどうなるの?」後藤弘子・監修(PHP研究所) 「スマフォ 便利さにたよりすぎていない?」秋田喜代美・監修 稲葉茂勝・著(フレーベル館) 同じシリーズの「SNS本当につながっている?」も読んでみたいです。 「セクシャルマイノリティ ありのままのきみがいい」日高庸晴・著(汐文社) 「ウォーリアーズ(6)ファイヤハートの旅立ち」エリン・ハンター著(小峰書店) 「ウォーリアーズ2(1)真夜中に」エリン・ハンター著(小峰書店) 順調に読み進めてきたウォーリアーズ・シリーズですが、 2期の2巻が貸出し中で、止まってしまいました。 早く返却して欲しい… 「松谷みよ子の本の神話」(講談社) 「子どもはみんな問題児。」中川季枝子(新潮社) *・゚・*:.。..。.:*・゚・*:.。. .。.:*・゚・* 子供向けの学習書は、大人にも分かりやすく読みやすいですね。 「子どもはみんな問題児。」は子供向けではなく、子育て中の方に。 2013.11.14 *Thu*
「こうさぎのクリスマス」
今月発売のこどものとも年中版です。
「こうさぎのクリスマス」松野正子・作 荻太郎・絵 (こどものとも年中向き2013年12月号 福音館書店)
兄さんうさぎのラビーと妹うさぎのルビー。 二人のお父さんとお母さんは、 きつねに追いかけられ、帰ってきません。 クリスマスのシーズンになりましたが、 今年はおうちにクリスマスツリーを飾れないので、 きっとサンタクロースは来ないだろう、 と二人は悲しい気持ちになります。 ルビーは、「クリスマスに贈り物がなかったら、 兄さんがかわいそう」と思います。 そして、良いことを思いつきます。 ラビーもまた、「クリスマスに贈り物がなかったら、 ルビーがかわいそうだ」と思います。 そして、良いことを思いつきます。 クリスマスの朝… ![]() クリスマスのプレゼントには、 何か特別な想いが込められている…大切なことを伝えてくれる絵本です。 温かくて可愛いイラストです。 初版は1976年のこどものとも12月号でした。 ![]() ※イラストは「わんパグ」様からお借りしました。 2012.11.22 *Thu*
「いいきもち」
「いいきもち」ひぐちみちこ(こぐま社)
始まりは一粒の種。 段々と世界が広がり、 世界のすべてが優しいものに包まれて良い気持ちになる…そんなお話です。 詩のような言葉の繰り返しと、 可愛くて暖かいイラストが魅力的です。 ラストのページ、 このように赤ちゃんにも子供にも女性にも男性にも 動植物にも優しい世界が実現したら良いですね… 作者さんの「祈り」を感じました。 ![]() ありがとうございます! 励みになります♪ ![]() 2012.09.11 *Tue*
「ちいさなくれよん」
「ちいさなくれよん」篠塚かをり・文 安井淡・絵(金の星社)
折れて短くなった黄色のクレヨンが、 屑籠に捨てられてしまいます。 黄色のクレヨンは、旅に出る事にしました。 初めに出会ったのは、古くなった子供靴。 靴についているひよこの絵が、消えそうです。 黄色のクレヨンは、ひよこをきれいに黄色く塗り直してあげました。 でも、クレヨンはもっと短くなってしまいました。 その次に出会ったのは… 黄色のクレヨンは、出会ったものたちをきれいに塗って上げます。 が、そのたびにクレヨンはますます小さくなっていきます。 自分を犠牲にして、他者の喜びを自らの喜びとするクレヨンの姿は、 聖書の「一粒の麦」の言葉を思い出させます。 ラストは非常に切ないですが、 同時に心がぽっと温かくなる…そんな美しい物語です。 ![]() ありがとうございます! 励みになります♪ 2010.05.30 *Sun*
「100万回生きたねこ」
「100万回生きたねこ」佐野洋子・作/絵(講談社)
![]() 100万回生きたねこ 100万回死んで100万回生きたとらねこがいました。 ねこはある時は王様のねこ、ある時は船乗りのねこ、またある時は小さな女の子のねこでした。 100万人の飼い主がねこが死んだ時泣きましたが、ねこは一回も泣きませんでした。 ある時ねこは野良猫で、誰のねこでもありませんでした。 ねこは白いねこに出会い、そばにいたいと望みます。 願いは叶えられ、白いねこはたくさんの可愛い子猫を産みました。 そして時は流れ、白いねこは動かなくなりました。 ねこは初めて泣きました。 ねこもまた動かなくなり、二度と生き返りませんでした… 当ブログのAboutにも書きましたが、私が一番好きな絵本です。 生きる事、愛する事、死ぬ事、この絵本の中には人生の意味が凝縮されて描かれています。 初めて読んだ時、魂をぎゅっと掴まれて揺さ振られたような感覚を覚えました。 涙が止まりませんでした。 こんなにも感動できる絵本が存在する事、素晴らしい絵本との出会いがある事、 それらを誰かに伝えたいと思う事――私が読み語り図書ボランティアを続けている理由です。 と格好良く締めようと思いましたが、んー、実際は… 『ねーねー、みんな! この絵本面白いでしょう?』という気持ちが原動力です♪ この素晴らしい絵本のただ一つの困ったところは、 私が号泣してしまうのでおはなし会で読めない事ですね。 それからブログタイトルが「猫」なのは、この絵本が大好きだからです。 第969回FC2トラックバックテーマ「好きな童話・絵本は?」に投稿しました。 ☆拍手&ランキングを押して下さる方 ありがとうございます! とても嬉しいです♪ ![]() 2010.02.06 *Sat*
「パパのカノジョは」
市立図書館でこの絵本のタイトルを見た時には、正直、「ポカーン」というか、目を疑いました。
「パパのカノジョは」ジャニス・レヴィ作 クリス・モンロー絵 もん・訳(岩崎書店) ![]() パパのカノジョは ケータイ小説ではありません。絵本です。 私の最初の感想は、「日本もここまで来たか―!」でした。 まずは表紙の絵。 紫のシャツに赤いスカートをはいたサングラス姿の女性と、横目で女性をにらむ少女の姿。 パンチがあります。 ちょっと控えめに描かれた男性がお気楽そう。 さて、絵本の見返しに書かれた言葉。 「カッコいい」「カッコわるい」ってどんなこと? すっごくカッコわるいパパの新しいカノジョと、 あたしの微妙な関係…。 この「新しいカノジョ」という言葉に二度びっくりでした。 色々すごい設定です。 ページをめくると、 一つのグラスに二本のストローをさしてジュースを飲むラブラブ・カップル(もちろんパパとカノジョ)とやはり横目の少女(あたし)がいます。 冒頭の文章です。 パパのあたらしいカノジョはかわってる。 すっごくカッコわるいんだ。 ちょっと変わった性格のカノジョ。 髪はヤマアラシみたいで、野菜ばかり食べていて、バスケには興味なし。 パパはカノジョの事を「スィートポテトちゃん」と呼んでいます。 そんなカノジョを少女はカッコ悪い、とシニカルに見ています。 が、そんなカノジョは… あたしのはなしをテレビをけしてきいてくれる。 あたしのものを ガラクタっていわないし、かってにさわらない。 あたしがきげんがわるいとき(中略) 質問ぜめにしたりしない。 大人と子供の関係ではなく、人と人との対等な関係とは何か、どうあるべきかを考えさせられる絵本です。 こちらの絵本は2002年に出版されていました。 しかも「日本絵本賞翻訳絵本賞」を受賞していました。 今までこんなすてきな絵本を知らなかったなんて… おはなし会で読みたいです! はっきりした絵で文章もとても読みやすいので読み語り向きです。 でも「パパの新しいカノジョ」という設定の絵本を子供に読んでもいいものかどうか…ものすごく悩んでいます。 6年生でもちょっと…でしょうか。高校生以上ならOK?? いや、大人が読んで感動する絵本です。 ど、どこかで読みたい…(禁断症状) あ、それから! いままでのカノジョたちより いちばん長続きしてる……。 ということは、実はこのパパがすごくすてきな男性なのではないかと思えてきました。 パパはほとんど描かれていないのですけど。 気になります。 ![]() ☆カテゴリー変更:「図書館で借りた絵本」→「わが家の本棚から」 2009.11.04 *Wed*
「しろいうさぎとくろいうさぎ」
心に残る、美しい絵本のご紹介です。
「しろいうさぎとくろいうさぎ」ガース・ウイリアムズ文/絵 まつおかきょうこ・訳(福音館書店) ![]() しろいうさぎとくろいうさぎ 森で暮らす二匹の白いうさぎと黒いうさぎ。 いつも仲良しの二匹でしたが、 ある日、黒いうさぎは急に考え込んで悲しそうな顔をするようになります。 黒いうさぎの願いとは何でしょうか…? 愛する者といつも一緒にいたい…そんな当たり前で美しい心を切なく描いた作品です。 ふわふわのうさぎさん達は思わず絵本に頬ずりして抱きしめたくなる程愛らしいです。 小さいお子さんから小学生でも楽しめますが、 誰かに恋をしたり、結婚を考えるお年頃の若い方たちに読んで欲しい♪ 子育て真っ最中のお父さんお母さんにもオススメです。 驚きなのは、日本での初版が1965年だという事です。 全く古さを感じさせません。 さて、こちらの絵本の原題は「THE RABBITS' WEDDING」。 題名を聞いた途端に結末のネタばれです! タイトルは絶対日本語訳の方が良いですね。 第844回fc2トラックバック・テーマの「心に残った絵本」に投稿しました。 ☆拍手ありがとうございます! 2009.09.13 *Sun*
癒される絵本2
今週のgooトラックバックのテーマは「あなたの『癒し』はなんですか?」です。
昨日トラックバックを送ったのですが、実は失敗してしまいました…。 そこで、再トライします! 「ビロードのうさぎ」マージェリィ・W・ビアンコ原作 酒井駒子・絵/抄訳(ブロンズ新社) ![]() ビロードのうさぎ うさぎのぬいぐるみと男の子のお話です。 このうさぎさんのキュートな事!! 絵本の中に可愛いうさぎは多く登場しますが、その中でも一二を争うのではないか、 と言っても過言ではないと思います。 私は時々絵だけを眺める事がありますが、その愛らしさには本当に癒されます。 でもラストは悲しい展開になりますので、私には「おはなし会」で読むことができません…。 二回ほど他の方が読んで下さるのを聞いた事がありますが、 号泣系(と私は名付けています)の絵本を読める方を、私は心から尊敬しています。 ☆拍手ありがとうございます! 追記 やはり送れませんでした。(グスン) gooブログからgooトラバへ、fc2ブログからfc2トラバへは送信できるのに…。 月と星と妖精ダストfc2ブログランキング
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