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2019.02.08 *Fri*

『おどりたいの』

おどりたいの』豊福まきこ(BL出版)

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 深い森のはずれに、美しい音楽が流れてくる建物がありました。
 ある晩、白い子うさぎは窓から中を覗きこんでみました。

 白いふわふわしたチュチュを着た女の子たちが、
 音楽に合わせて踊っています。
 なんてきれいで可愛いのでしょう!

 子うさぎは「わたしも踊りたい…!」と、
 思わず入り口をノックしていました。

 子うさぎは、女の子たちと一緒にバレエを習います。
 失敗はあったけど、ジャンプは一番。
 だって、うさぎですから。

 やがて、子うさぎの友だちも大勢やってきて…


子うさぎたちとバレリーナのお嬢さんたちの、可愛いお話です。
特に、ラストの発表会に向かう子うさぎたちの愛らしい行列(?)が好きです。
ドキドキわくわく感が伝わってきます。

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2015.12.24 *Thu*

「スワン~アンナ・パブロワのゆめ」

世界的に有名な名バレリーナ、アンナ・パブロワの伝記絵本です。

スワン~アンナ・パブロワのゆめ」ローレル・スナイダー文
 ジュリー・モースタッド絵 石津ちひろ・訳(BL出版)

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 ある雪の日の夜、幼いアンナはお母さんに連れられて劇場へ行きました。
 アンナが見たのは、バレエ〈眠れる森の美女〉でした。

 その日から、アンナはバレエに夢中になってしまいました。
 そして二年後、ついにアンナはバレエ学校に入学しました。
 
 厳しいレッスンを続け、
 アンナが舞台に立つ日がやってきました。
 アンナが踊り始めると、観客はうっとりとため息をつきました。
 アンナは、バレエを踊るために生まれてきたのです。

 やがて、〈瀕死の白鳥〉と共に、
 アンナは世界中に知られるようになります。

 アンナは、世界中で公演を行いました。
 あらゆるところ、深い森や小さな村、
 闘牛場やダンスホールでも、心を込めて踊りました。
 アンナの踊りを見た人々は、生きるための勇気を貰ったのです…



アンナ・パブロワは、1881年、貧しい清掃婦の母の許に生まれました。
生活はとても厳しかったそうです。
けれども、ある晩、母子はサンクトペテルブルクのマリンスキー劇場へ行き、
アンナは生まれて初めてバレエを見ました。

アンナは10歳でバレエ学校に入りました。
が、当時のバレエダンサーはたくましい体つきが理想とされていました。
華奢なアンナには、トウシューズで立ち続けることは困難でした。

それでもアンナは熱心に稽古をし、
自分の足に合わせてトウシューズを改良しました。
現代のバレリーナが履いているトウシューズは、
アンナが作ったものがモデルになっているそうです。

アンナは、「バレエは万人のためにある」と信じていました。
そのため、アンナは世界中のいたるところへ行き、バレエを踊りました。

巻末の「作者の言葉」から、一文を引用させて頂きます。

アンナのひたむきな生き方は、バレエをまったく無縁の子どもたちにも、
自分の夢に向かってつきすすんでいくことの大切さを、
教えてくれているような気がするのです。(「スワン」巻末の「作者の言葉」より)



子どもにも大人にも、おススメの絵本です。

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2015.07.05 *Sun*

「夢へ翔けて」

西アフリカのシェラレオネの戦争孤児だった少女が、
世界的なバレリーナになるまでの半生を描いた自伝(ノンフィクション)です。

「戦争孤児から世界的バレリーナへ 夢へ翔(か)けて
 ミケーラ・デプリンス著 田中奈津子・訳(ポプラ社)

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 マビンディ・バングラさんは1995年生まれ。
 シェラレオネの、裕福ではないが温かな家庭に生まれた。
 女の子は教育を受けられないのが一般的な地域だが、
 父親はマビンディさんに読み書きを教えた。

 だが、そんな平凡だが幸せな生活は、内戦の拡大によって一変する。
 「革命統一戦線」と名乗る反政府勢力(デビル)により父親は殺害され、母親は餓死する。
 マビンディさんは孤児院に収容された。
 孤児院での過酷な生活、職員による虐待…
 マビンディさんの心の支えは、
 アメリカ人ボランティアから貰った雑誌の表紙の美しいバレリーナの写真だった。

 4歳の時渡米し、アメリカ人夫婦の養女となる。
 温かい家庭で、マビンディさんはミケーラ・デプリンスとして第二の人生を歩み始める。
 やがてバレエを習い始めたミケーラさんは、黒人・皮膚にある白斑などの差別と偏見を乗り越え、
 その才能を開花させる。

 2011年、ドキュメンタリー映画「ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!」に出演。
 2012年、「十八歳以下の十八人――年間最優秀ティーン」に選ばれる。
 この時の受賞者にはパキスタン人人権活動家マララ・ユスフザイさんもいる。
 その他にも「二十五歳以下の注目すべき若き女性たち」等々に選ばれている。
 現在はオランダ国立バレエ団に所属。



幼いマビンディさんが故郷で経験した出来事は、
日本人の私には想像もできないような、悲惨なものでした。
同じ地球上の出来事は思いたくない…
でも、それは現実なのです。

ミケーラさんのバレエは、
「ファースト・ポジション」ではない他のバレエ番組で見たことがありました。
黒人であること、衣装から出る場所に白斑があること…
でも、はつらつとバレエに打ち込む少女という印象でした。

ミケーラさんの養家では、西アフリカからミケーラさんを含めて
6人の女の子を養女に迎えています。
中には、内戦時に銃弾を頭に受けたために
ハンディキャップのある子どもが最初の養家で上手く行かず、
デプリンス家に迎えられたというケースもありました。
ご夫妻の5人のお子さんの内、二人の息子さんは血友病で、
薬害被害によるエイズで若くして亡くなっています。

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